ICUつながり

 時節柄でありますのでICUと表記しますと医療機関の集中治療室の話題で

あるかなと思ってしまいますが、これは図書館から借りた次の本からの話題で

あります。

  建築家ヴォーリズとありますので、これは彼がデザインした大学のことをとり

あげたものなのだろうと思ったのですね。表紙をめくりますとカラーの口絵には

関西阪急沿線にあります関西学院神戸女学院の大学構内の中央広場のもの

が掲載で、それに続いて同志社アーモスト館とか九州学院明治学院のチャペル

の写真がのっていました。

 ということで、この本はそれらの建物についての文章が掲載なのだと思って

いましたら、それよりもむしろでありました。

ヴォーリズの戦前からの作品群(学校建築をはじめとする)がこうして脚光を

浴びているのに比べ、日米の間にあった彼の戦争体験と戦後の日々、とくに

国際基督教大学への深い関与については、これまで十分に知られてこなかった。

国際基督教大学は、東京西部に広がる軍需産業の拠点、中島飛行機三鷹研究

所の跡地にたつ。終戦直後に日米のキリスト教徒の間で新大学設立の動きが

始まり、内外の募金によって1952年に献学式を迎え、翌年にリベラル・アーツの

単科大学としてスタートした『戦後の大学』である。」

 ということで、この本は主に「国際基督教大学ICU)」とこれの顧問建築家に

なったヴォーリズについての関わりを書いたものであるのです。

当方は国際基督教大学というのがあることは承知しているのですが、ほとんど

ここには縁がなくて、最近に松浦武四郎が残した「一畳敷」がこの大学構内に

安住の地を見出して保存されているのを知ることと、山口昌男さんが一時期

講師をしていて、その当時の教え子の一人が、岩波書店の編集者から社長に

なった人がいたということを覚えているくらいでしょうか。

 偏差値が高くて語学に強いという印象が、ICUから思いがけないヒロインが

登場して、このギャップがひどく愉快であります。いまほどウィキで確認をしました

ICUの著名な卒業生のなかにその名前がありました。

 そこにはアイドルとあるのですが、ICUに通いながらアイドル生活というのは、

どういうことでありましょう。もともとはアイドルグループのようなスタートをした

チームでありますが、結成から5年をして大化けでありまして、一年前は知らない

人がほとんどでありましたが、これから一年後には認知度がべらぼうにあがって

いることと思われます。

 このチームでICU(モモコグミカンパニー)さんは、一番背が低くて目立たない

のでありますが、それなりの存在感となっています。

 バンドを従えたガールグループというのは、ありそうでなかったこともあって、

とっても新鮮であります。充実の五年目でありますね。この時期期間限定で

二時間超の最新ライブも無料で公開されている太っ腹でありますが、まずは、

昨年のライブのハイライトの一曲「オーケストラ」を。


BiSH / オーケストラ [And yet BiSH moves.]@大阪城ホール

目を合わせるということ

目を合わせるということ