昨日の新年会に参加した弟を駅に迎えっていった車中での話です。
彼は元旦、2日と仕事(書店勤務)にでていったのだそうですが、書店員と
して42年間ではじめて、こんなに在庫確認の電話を受けることになったとの
ことです。
そもそも本屋の店員というのが絶滅危惧種でありまして、こだわりをもった
店員さんがいるという本屋は、ほとんどなくまりまして、そうした店員さんたちは
セレクトショップといわれる小さな書店を始めたりしているのですね。
まあ42年も書店勤務であり続けるというのが稀有なことであるのかもしれ
ません。彼が、そしてその店の人たちが問い合わせに対応していた本は、
コミックスだそうで、ずいぶん前からでていたのだそうですが、ここにきてアニメ
がTVとかyou-tubeで視聴されるようになって、コミック本でこれを初めから
見てみたいということになっているようとのことです。
ここまで記しましたら、コミックに詳しい人ならば、あああれねということに
なるでしょうが、当方にはちんぷんかんぷんの話であります。
当方が情報源にしている「本の雑誌」には、この本のことはでていたろうか。
昨年にとっても売れたということでは小野不由美さんのシリーズ最新刊がでて
話題になりましたので、それと比べてどうかとききましたが、もちろん段違いで
あったようで、年明けの2日間は、受話器をとりますと「きめつのやいば」はあり
ますか、またはいつはいりますかという内容であったとのことです。
「きめつのやいば」とはなんぞやです。まさに当方の知らない世界。
出版業界も書店も不景気でありますので、こうした話題になるものがあるという
のは、ちょっと明るいことです。すくなくとも「ヘイト本」頼りというよりもずっと良い
と思うことで。