暮れも押し詰まる

 今年もあと一週間でありまして、次の水曜日はもう元旦でありますよ。

昨年は、このあと大晦日あたりからインフルエンザで発熱したのでありま

したが、今年は二の舞いを避けなくては。

 あとすこしで、どの組織も年末年始の仕事態勢になろうというのに、なぜ

か気になっていることを、ネットのホームページから問い合わせをだすことに

なりです。無事に問い合わせは届いたようですが、これから年末年始の休業

となるので、お返事は年明けの業務が再開されてからと自動応答でもメール

がもどってきました。

 どうして、もっと余裕があるときに問い合わせをださないのかなと思ってし

まうことであります。こちらの気持ちがあとすこしでちょっと長いお休みにはい

るということで余裕ができて、そうだ以前からの懸案を問い合わせようかと

したら、相手方も年内、そろそろ店じまいとなるのであります。まあこれで

いいのでありましょう。

 三週間ほども前にブックオフで購入した本は、買ったままで袋からだされる

こともなく、積まれていました。少なくても年内に袋からだして外にだしてあげ

なくてはです。もともとは値段の高い本であるのですが、その日は単行本は

どのようなものもワンコイン均一ということもあって、ありがたく買わせていた

だいたのですが、安価であった分、扱いがぞんざいであったかとすこし反省。

 おくればせでぱらぱらとページをめくって見ていたら、次のくだりが目には

いりました。

「私の場合、墨子墨子としていきないり入ってきたのではなく、そのドイツ語

訳を読んだブレヒトと、ブレヒトの仕事を介して墨子に近づいた長谷川四郎

よる読解によって体内にとりこまれてきた」

 この方は長谷川四郎さんが好きなのだよな。最初の評論集に四郎さんの

ことを取り上げていましたからね。こういう文章があるので、この方のものは

チェックしなくてはいけないのですね。

 ということで、この方がいうところのブレヒト経由の墨子読解の書とは、

次のものですね。

中国服のブレヒト

中国服のブレヒト

 

 上に引用した文章は、「頑なに守るもの」というもので、収録されている

のは、次のものでした。

坂を見あげて (単行本)

坂を見あげて (単行本)

 

 この本の装幀は間村俊一さんで、装画は堀江栞さんとあります。栞さんと

いうのは縁者でありましょうか。