明日から本場所

 明日から大相撲は名古屋場所が始まります。本場所に合わせ

我が家の「ふれ太鼓」というバラが開花します。このバラは数年前に

近くのホームセンターで600円くらいで購入した新苗でありました。

やっとこさですこし木も大きくなってきて、花も見られるようになって

きました。

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 ハーブ(ベルガモット)のなかに埋もれていますが、これから咲きますという

つぼみの時期が一番楽しみでうれしいことです。相撲のほうは、あいかわらず

ひいき力士が怪我でおやすみでしょうから、ふれ太鼓が咲いても、わくわくと

しないことです。

 昨日に図書館から借りてきた本の続きであります。

 ぱっと目について借りたものの一冊は、次のものであります。

ホスピス病棟の夏

ホスピス病棟の夏

 

  北海道出身の川村さんでありますが、生まれは当方と一週間も違わずの

同学年で、なんとなくどこかですれ違っていても不思議でないことです。

最近こちらの新聞かを見ましたら、北海道に戻ってきて、生活をしているよう

にありましたので、そうか大学を定年退職したら、老後は育った北海道で暮ら

すのが一番なのかと思っておりましたら、そうではないのでした。

 昨日にこの本をぱらぱらとページをめくっておりまして、そのことを知ること

になりました。

 書名に「ホスピス病棟の夏」とありまして、これは実録ものとなります。

ホスピス病棟に入院していたのは、川村さんの奥様とのこと。書き出しは、

2017年7月28日となっていますので、ちょうど二年前のことですか。

「今日、妻の亜子は聖路加国際病院ホスピス病棟(十階)に移った。

七階の腫瘍内科(オンコロジー)の病室(いわゆるガン病棟)から移ったの

だが、昇格(?)だが、降格(?)なのだかよくわからない。」

 ということで、川村さんの奥様は、この日にガン病棟からホスピス病棟へ

と移ることに、それからの夏の日々をこの病棟で過ごすことになるのですが、

夏が終わる前に命が尽きたとのことです。

 これは相当につらいことですが、これとくらべると後段に書かれている

ご自分の体調に関することは、まだまだ耐えられることでありまして、それに

関しては、次のように記しています。

「今まで何とも思わなかった中高年の夫婦連れを見ると、羨ましさと妬みと

悲しみが湧き上がってくるのをこらえ切れないのである。『おひとりさま』の

悲哀をしみじみ感じなければならないのだ。」

 平凡な暮らしでありましても、中高年で夫婦が一緒にいられるというのは、

幸せなことであるということを痛感するのでした。