規制を緩和したら、大きなところ強いところが生き残って、弱小のところは
淘汰されるというのは、いろんな業界で起こりました。
日本の場合でありましたら、サッカーJリーグとかプロ野球では、外国籍の選
手の試合登録に制限をかけているようです。たぶん、ほかのスポーツでもそう
したことはありますでしょう。
最近でいきますと、中央競馬の世界では規制しているにもかかわらず、外
国から出稼ぎに来ている騎手にいいようにやられていまして、一日のほとんど
のレースを外国人騎手が勝利なんてことは珍しくありませんし、一年に開催さ
れるG1レースのうち、日本人騎手はいくつ勝てているのかであります。
昨年くらいに話題となったのは、大学医学部では女性に対して不合理な
差別をしていて、女性が合格しにくい仕組みを作っていたことですが、今年は
その仕組みが是正されてきて、大学医学部合格者の女性比率がかなり上がっ
たといわれています。
そんなことを思っていましたら、先日に発表となった今年上半期直木賞の
候補作品はすべて女性作家によるものでありました。このところ女性作家の
書くものに元気を感じるのですが、それにしてもこういう時代になったか。
そのうち男性にハンディをあげようかということにならんとも限らずであり
ますね。