到着 SUREの本

 京都のSUREに注文してあった津野海太郎さんの新刊「本はどの

ように変わっていくのか」が早くも届きました。

先日にSUREから新刊案内をいただいた時に、そのちらしを掲げたのです

が、そのイラストにあった歩く読書人が本の表紙を飾るのでありましょうと

思っていましたら、本の表紙イラストは、まるで違ったものになっていました。

f:id:vzf12576:20190507202237j:plain

 ちらしはこうであったのが本になりましたら、次のようになりです。 

f:id:vzf12576:20190528211202j:plain

 

 右のイラストが表紙の絵でありますね。このイラストは、どこかで見たこと

があるなと思いましたら、 これは「歩くひとりもの」ではありませんか。

歩くひとりもの (ちくま文庫)

歩くひとりもの (ちくま文庫)

 

  ちくま文庫「歩くひとりもの」もどこかにあると思いますが、これの表紙絵は

どなたがやっているのかな。「歩くひとりもの」は元版が思想の科学社でありま

して、あの本の表紙イラストと文庫は同じなのかな。

 今回のSUREの本を見ていたら、津野さんの「歩くひとりもの」が気になって

きました。このあと探してみることにしましょう。

 本日は届いた「本はどのように変わっていくのか」を手にして、ぱらぱらとなか

をのぞいてみるのみです。そんな時に目に入ったのは、次の黒川創さんの発言。

「三月書房の先代の店主、宍戸恭一さんは、三月書房で僕が山田稔さんの本を

見ていて、本を適当にぽんと戻したら、あとで来て、自分の気に入りの本のコー

ナーだから、指の腹でとんとんとん・・・・っておさめて、ピターっと揃えていたよ。」

 当方が京都で学生をしていた頃は、いまよりも街の本屋さんが充実していた

ので、あまり売れない作家山田稔さん(地元の作家でもありましたしね)の作品

集を買うのに、三月書房まで行かなくては入手できないなんてことはなかった

ことです。

 ご主人の宍戸恭一さんが帳場のようなところに座っていると、ちょっと敷居が

高くて、おじいちゃんがすわっていたらラッキーというのが70年の初めころの三月

書房でした。