本日の新聞に

 当方がとっている新聞は、本日が読書欄掲載日となりです。この日は      

いつもより出版広告が多くあるように感じます。そんなことを思いながら広告を

見ていましたら、なんと一面のさんやつに掲載されているものと同じ版元の同じ

内容の広告が18面下でも見られるのでした。(当方のところに配達されるのは、

13版ですけども、この広告はどこも同じではないかな)

これはどっかでミスしたのでありましょうかね。

 本日の書評欄にあったもので気になったのは、次のものでありますね。

真実が揺らぐ時:ベルリンの壁崩壊から9.11まで

真実が揺らぐ時:ベルリンの壁崩壊から9.11まで

 

 こ)の本を紹介しているのは、宇野重規さん(政治思想史 )でありまして、

書き出しは、以下のとおりです。

「公共的知識人という言葉が死語になって久しい。幅広い知識と教養を持ち、

世界で起きる様々な出来事を分析し、評価する。その言葉や判断は、多くの

読者にとっての思考の基準となる。そんな知識人のイメージに最も近かった

一人にトニー・ジャットがいる。・・・ヨーロッパで生まれ、アメリカで教鞭を

執ったジャットがこの世を去って10年近くなるが、そんな彼がブレグジッドや

トランプ大統領を見たら何と言うか。」

 もともとトニー・ジャットさんについては、まったく知らなかったのでのですが、

たまたま図書館で「20世紀を考える」という本を借りて読んだことで、この方の

書くものに興味をいだきました。

https://vzf12576.hatenablog.com/entry/20160124

20世紀を考える

20世紀を考える

 

 「公共的知識人」なんてことを聞きますと、随分と昔の人であるようにも思いま

すが、トニー・ジャットさんは1948年生まれでありますので、日本の学制でありま

したら、当方の二学年ほど上の人であります。

 今も生きていたとしてもなんの不思議もないジャットさんですが、ALSという

難病のために2010年に亡くなりました。トランプ大統領とか大英帝国の迷走を

見ることなかったというのは、むしろ良かったのかな。

ヨーロッパ戦後史(上)1945-1971

ヨーロッパ戦後史(上)1945-1971