当方がとっている新聞は、本日が読書欄掲載日となりです。この日は
いつもより出版広告が多くあるように感じます。そんなことを思いながら広告を
見ていましたら、なんと一面のさんやつに掲載されているものと同じ版元の同じ
内容の広告が18面下でも見られるのでした。(当方のところに配達されるのは、
13版ですけども、この広告はどこも同じではないかな)
これはどっかでミスしたのでありましょうかね。
本日の書評欄にあったもので気になったのは、次のものでありますね。
- 作者: トニー・ジャット,Tony Judt,ジェニファー・ホーマンズ,Jennifer Homans,河野真太郎,西亮太,星野真志,田尻歩
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2019/04/05
- メディア: 単行本
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こ)の本を紹介しているのは、宇野重規さん(政治思想史 )でありまして、
書き出しは、以下のとおりです。
「公共的知識人という言葉が死語になって久しい。幅広い知識と教養を持ち、
世界で起きる様々な出来事を分析し、評価する。その言葉や判断は、多くの
読者にとっての思考の基準となる。そんな知識人のイメージに最も近かった
一人にトニー・ジャットがいる。・・・ヨーロッパで生まれ、アメリカで教鞭を
執ったジャットがこの世を去って10年近くなるが、そんな彼がブレグジッドや
トランプ大統領を見たら何と言うか。」
もともとトニー・ジャットさんについては、まったく知らなかったのでのですが、
たまたま図書館で「20世紀を考える」という本を借りて読んだことで、この方の
書くものに興味をいだきました。
https://vzf12576.hatenablog.com/entry/20160124
「公共的知識人」なんてことを聞きますと、随分と昔の人であるようにも思いま
すが、トニー・ジャットさんは1948年生まれでありますので、日本の学制でありま
したら、当方の二学年ほど上の人であります。
今も生きていたとしてもなんの不思議もないジャットさんですが、ALSという
難病のために2010年に亡くなりました。トランプ大統領とか大英帝国の迷走を
見ることなかったというのは、むしろ良かったのかな。