いこしページを稼がなくてはと思いながら、図書館から借りてきているのは
どちらかというと読めるのかどうかわからないというものが多く、これは選択を
誤っているのかもです。
借りてから一週間にもなるというのに、20ページも読めていないものもあり。
これはいつまでたっても読めそうにないので、早々に白旗をあげて、返却する
のか、それとも延長をかけて読んでみるのかです。
それはそれとして、先日に行きつけの本屋へといって小林信彦さんの「生還」
を購入したときに、手にして買おうかとちと迷ったのは、次のものであります。
なかなか読むことができなくなっている小栗虫太郎のアンソロジーです。
どんな作品が収録されているのかと目次を見てから、値段を確認して、本を
あったところに戻しました。
その昔に購入して、積読となっている社会思想社現代教養文庫「小栗虫
太郎傑作選」があることを思いだしたからであります。あの松山俊太郎さん
が編集を担当したという全五冊本ですが、これをひっぱりだしてきて、法水も
のを読んでみることにです。
潜航艇「鷹の城」 (1977年) (現代教養文庫―小栗虫太郎傑作選〈4〉)
- 作者: 小栗虫太郎
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1977/12
- メディア: 文庫
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昭和52年ですから、当方26歳の時に買ったものでありますね。このあたりの
作品を購入するようになったのは、中井英夫さんや「全集 現代文学の発見」の
影響でありましょう。たしか小栗の「完全犯罪」を読んだのは、後者に収録されて
いたものでしたから。
そんなわけで、そのうち読むだろうと思いながら40年が経過して、先日に引用
した津野海太郎さんのように「老眼」に悩まされることになりです。
現代教養文庫は、紙質がよろしくないし、印刷も圧が足りなくて、インクののりが
悪いなとかぶつぶつと文句をいいながらでも、ページを稼ぐことにいたそう。