花の吉野へ

 本日は朝早くから吉野へと向かいました。やはり一度は南朝

吉野に行かなくてはいけません。せっかくいくのでしたら、吉野

のベストシーズンである桜の季節がよろしです。

近鉄の電車を乗り継いで、三時間近くかけて吉野に着き、それか

らは、バスを2台乗り継いでやっとこさで奥千本に到着です。

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 中千本あたりは盛りを数日過ぎたくらいですが、遠い目で見ましたら

山全体が桜色となっていました。

 せっかく奥千本まで行ったのですから、そこからさらに足を伸ばして

西行にゆかりの庵まで行ってみました。ここを歩くのが一番大変で

ありまして、さすがに行者さんの修行の道です。 しかし、ここで西行

に出会うとは。

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 今回の吉野は谷崎の小説を持参していたのですが、途中で中断

している辻邦生西行花伝を携行すべきでありました。

この地にどのくらい西行がいたのかは、当方はわかっておりま

せんが、漂泊の人でありました。

西行のころに、吉野の桜はどうだったのでしょう。

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