散歩にでたらいつも見かけていたのに、このところどうして見かけない
のだろう、どこかへ越してしまったのだろうか、それとも身体でも悪くして
いるのだろうかなんて思うことであります。
そんなことを思っていたら、先日に立ち寄ったところで名前を見かけた
ものですから、迷わずに手を伸ばして購入することになりです。これは数年
前にでたものでありますが、当方は未読でありましたし、ここのところ目に
することなくさびしく思っていましたので、ありがたくいただきです。
ということで購入したのは、次の本。
読書で見つけた こころに効く「名言・名セリフ」 (知恵の森文庫)
- 作者: 岡崎武志
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/04/12
- メディア: 文庫
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昨年12月までは岡崎さんは、はてなダイアリーをやっていらして、かなりの
頻度で更新されていましたので、その時々で取り組んでいる仕事のことなどを
知ることができたのですが、それをお休みされて三ヶ月が経過し、さて今は
どのようなお仕事をされているのかなと思うことであります。
先日に購入した知恵の森文庫の岡崎本は、「月刊高校教育」という雑誌に
連載されたものをまとめた文庫オリジナルだそうです。「名言・名セリフ」を抜き
だしてきて、それを通じて読書案内するというものであります。
本日にぱらぱらとページをめくっていて目についた名セリフであります。
岡崎さんは、小林信彦さんの「うらなり」から漱石つながり関川夏央さんの小
説「『名探偵』に名前はいらない」にある次の言葉を紹介します。
「それでも心のなかでつぶやく名前があるというのは、誰にとっても安堵すること
だ。大ゲサにいえば生きるために必要なのだ」
この言葉を受けて文庫三ページのコラムを次のようにしめています。
「私は心が亡びそうになったり、絶望の壁に頭を打ち付けるような時、よく我が子
の名前を呼ぶ。自分の『我』が失われても、子どものためなら、これから先もなん
とか生きていけそうな気がするからだ。」
岡崎さんは、最近も「我が子の名前を呼ぶ」ことなんてあるのかな。