本日は立秋

 普通でありましたら暦の上では立秋ですが、まだまだ暑い日が続きますとなるので
すが、当地は、暦通りに秋到来であります。いつ夏が来たのかというくらい暑い日は
なくて、本日は最高気温20.5度吹く風にあたると半そででは肌寒いくらいです。
 東京あたりとは桜とかバラの開花に関しては一ヶ月ほど遅いのでありますが、秋の
到来だけは逆に二ヶ月ほども早いかなです。
 図書館から借りている本は、ほぼ一ヶ月となっても、200ページを超えたあたりを
うろうろとしていまして、これは1日あたりにすると10ページも進んでいないという
ことになりです。これではあと二ヶ月はかかる勘定で、ピッチをあげなくてはです。
たしか明日あたりが返却の期限でありますので、これは借り出し延長をしなくては
いけません。
 苦戦しながら読んでいるのは長谷川郁夫「吉田健一」でありますが、とにかく最後
までたどりつくようにしますわ。
 先日に片付けをしていましたら、ちょっと前の雑誌「ラピタ」がでてきました。
まずは目次をチェックして、開高健さんについての文章を探します。そうしましたら、
ちょうどこの号に、当方が見たいと思った文章がありました。
 それは「ラピタ」2004年1月号に掲載の「長靴を履いた開高健」第三回「1968年、
小説家は『女』と出会った」書いたのは滝田誠一郎という人でありました。
 開高健の「夏の闇」に登場する女性のモデルに関して具体的に名前と写真を掲載し
ているのを、当方はこの号で初めて知りました。当時はこの女性は、いまほど有名で
はなかったようです。
 この女性については、言語学田中克彦さんがドイツ留学中に接していて、田中克
彦さんも自伝のなかで取り上げていました。
 この滝田誠一郎さんの連載は、どうなったのかと思いましたら、一冊にまとまって
いるとのことです。もともとは、魚釣り師としての開高健をとりあげたものですが、
「夏の闇」ファンにも見逃せないものとなっているようです。

長靴を履いた開高健 (ラピタ・ブックス)

長靴を履いた開高健 (ラピタ・ブックス)