4月19日は長谷川四郎さんの祥月命日となります。
拙ブログでは、この日を山猫忌と呼んで、四郎さんにちなんだ話題を記することと
しています。
残念ながら、昨年からの一年で四郎さんに関わる著作などを手にすることが出来ま
せんでした。本当に出ていないのか、それとも当方のアンテナにかかってこなかった
のか、どうなのでありましょう。
本日は、たまたま旅行に出ることになっていまして、せっかくでありますので、
四郎さんの本を携行し、移動の間、これを読むこととしました。
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いまでも、比較的容易に入手できるはずです。
本日は、これの中から「駐屯軍演芸大会」と「白鳥湖」を読むこととしました。
そういえば、つい何日か前にも散歩の折に、北へと向かう白鳥の群れを眼にすることが
できました。この白鳥たちは、南の越冬地からシベリア方面の帰来先へと飛んでいくの
ですから、「白鳥湖」の作中に描かれているのとは季節が違いますが、はるか遠くからの
白鳥は、やはり「未知から来る」であります。
(この白鳥湖には、吉田一穂の「未知から白鳥は来る」が引かれていました。)