ブックオフでも 2

 ブックオフでの収穫続きです。ワンコインで購入したのがあと二冊ありました。

 先日に書店巡りをしていたときに、谷沢永一さんの新刊を目にしました。谷沢さん
が亡くなって何年くらいになるのでしょうか、当方は比較的古くから谷沢さんの著作に
親しんでいたのですが、それは浪速書林が刊行した「署名のある紙礫」が最初で、その
あと「読書」に関する著書を買い続けておりました。
 いつからか、もうこれでいいかなと思って、本を買うことも読むこともなくなって
しまったのですが、それでも「紙つぶて」だけは、でるたびに購入しました。
 今回書店で目にした谷沢さんの本に注目したのは、大きく浦西和彦さんが編集して
いるとあったからであります。谷沢さんはどうかなと思うことがあるのですが、浦西
さんのフィルターを通過することによって、谷沢さんの良いところが後世に伝わって
いくのは、よろしいことであります。(これはまだ購入していませんが)
谷沢永一 二巻選集 上 精撰文学論

谷沢永一 二巻選集 上 精撰文学論

 今回購入した「読書通」は、専門家にしか知られていない人や、その評価が低いと
思われる人について書かれています。当方にとっては、まったく名前も知らなかった
人について書かれているところが参考となることであります。
 もう一冊も新書となります。
六〇年安保―センチメンタル・ジャーニー (洋泉社MC新書)

六〇年安保―センチメンタル・ジャーニー (洋泉社MC新書)

 元版は1986年にでておりまして、その当時に購入しておりましたが、当方がもって
いる西部邁さんの数少ないものであります。重複しているのに購入したのは、今回亡く
なったのを機に西部さんのものを読みたいなんて人がいたら、これをお薦めしようか
なと思ってのことです。
 あとひとつには、洋泉社MC新書というのがよろしいからであります。今は、この
MC新書というのは新刊がでなくなっているのでしょうか。
MCというのは、Modern Classicsの略であるとのことです。これはほんとにライン
アップがすごくて、ほしいものが何冊もあるのですが、いかんせん値段が高くて、なか
なか手がでなかったことです。
 いったいどのような人たちが、このシリーズを手掛けていたのかと思うことです。
このシリーズをブックオフで格安で見つけましたら、迷うことなく購入することといた
しましょう。