散歩がわりの

 当地は先日に降った雪が、その後の暖気と雨のせいでとけて、道路はぐちゃぐちゃに
なっています。昨日は、温かいお昼の時間に散歩にでたのですが、歩道は水たまりと
べちゃべちゃの雪のために歩きににくいことおびただしです。
 ということで、本日は散歩のかわりにブックオフへとでかけました。(ブックオフ
本をあさりにいって、散歩のかわりになるかですが。)
 休み明けということもありまして、まるで期待していかなかったのでありますが、
まさかの大当たりであります。以前からならんでいたものですが、その時も十分に安かっ
たので、資料的な価値のあるものを二冊だけ購入しておりました。
 それが、今回はほとんどもってけドロボーという値段になっていて、ありがたく買わせ
ていただきました。(こんな立派な本をつくった人たちががっかりとするといけないので
いくらで購入したかは記さないことにしましょう。)
 この本はかなりの重量があることから、ブックオフの店員さんが二つにわけていれま
しょうかといってくれ、重いので気をつけてお持ちくださいとやさしい言葉をかけてく
れました。あらまうれしいことです。
 さすがに、読むかどうか分からないこれらの本を家に持ち込むところを、家人に見られ
ましたら、きびしい言葉を覚悟しなくてはならずで、静かに帰宅してこそっと部屋にいれ
て、机にならべて写真におさめました。

 ほんと当方の若い頃には、中上健次にほとんど関心がありませんでした。若い頃はとに
かく同世代の人たちが好んで読む作品は、遠ざけるようにしていましたし、やんちゃな
印象があって、当方とは肌合いが合わないと思っておりました。
 それが40年もしたらであります、高校時代に不良っぽくて、ほとんどつき合いが
なかった同級生と話をしたら、不思議なくらい話をするのが楽しかったりするのであり
ます。
 年を重ねるということは、悪いことばっかじゃないさ。