明日は臨時休校とか

 明日から明後日にかけて北海道は大荒れの天気で、不要不急の外出は控えるように
とニュースの時間にいってました。明日はこちらの小中学校は臨時休校となるのだそ
うです。こどもたちは学校がお休みとなるので喜んでいることでしょう。
 当方は、明日の午前に通院介助で外出を予定しているのでありますが、こういうの
は不要不急というのでしょうか。
明日からお天気は、5年前の同じ時期にあった暴風雪の時と同じような気圧の配置と
なっていまして、5年前には暴風雪のために9人の方が亡くなっておりました。
 そういえば、その日は隣町に住む知人のところを訪ねたのですが、夜になって車で
戻ることができないお天気となり、急遽泊めていただいたことを思いだしました。
明日は、ほんとどんなことになるのでありましょう。
 暴風雪の中、すこしのあかりをたよりに駅への道を急いで歩いているうちに雪にま
かれて倒れてしまったのは、松家仁之さんの「光の犬」の登場人物でありました。
あんなひどいお天気なのだから引き返せばよかったのにでありますが、亡くなった少
年には、引き返すことができない事情があって、それが哀しいことです。

光の犬

光の犬

 暴風雪とは気象条件はまったく違うのですが、神西清さんには「雪の宿り」という
タイトルの小説がありまして、うまく読む事ができていないのに、気になるものです。
神西さんの作品は青空文庫でも読むことができるのですが、この作品が収録されてい
る「灰色の眼の女」1957年元版が、それこそ文庫本よりも安く入手可能なようです。
60年前に刊行された元版を手にしますと、ほんとゆたかな気分となるのでありますよ。
だまされたと思って、この元版(中公文庫ではなくて)を手にしてみてください。