「ちくま」3月号届く

 今朝は、何日ぶりかであたたかくなりました。起きた時にはプラス気温で、これは
ありがたいこと。すこし雪が積もっていましたので、朝一番の仕事は、自宅前の除雪
となりです。
 その作業が終わって一休みしていましたら、ご近所に住む一人暮らしの老婦人から
連絡がありまして、トイレの水が流れないので見て欲しいとのこと。とりあえずゴム
手袋などを持参していってみましたが、当方の力量でもいかんともしがたいです。
専門の清掃業者さんに連絡をして、来ていただくことになりです。
 排水管が凍ったか、それともパイプがつまったかどちらなのかと思いながら、業者
さんの作業に注目をしていましたら、終わってからの説明ではトイレ掃除用のブラシ
とタオルが5,6枚でてきて、それが詰まりの原因とのこと。これじゃ詰まるはずで
あります。
 年を重ねると、いろいろと思いがけないことがあることです。当方にとっても人ご
とではないことで。
 ご近所から戻りましたら「ちくま」3月号が届いておりました。届いてすぐに目を
とおすのは新刊案内で、3月気になるものはあるかなです。
 今月は、何冊か気になりました。どこかで手に取ることができるかなと思いました。
文庫本でも、これはどんなものかなというのがあったのですが、これが文庫になった
かと思ったのは、次のものです。

たまもの (ちくま文庫)

たまもの (ちくま文庫)

 元版は、筑摩書房から2002年にでたものでありました。すでに刊行から16年か。
たまもの

たまもの

 写真集の文庫本というのは、サイズが小さくなるので、ちょっと淋しいのでありま
すが、この写真集の場合はストリーを追うのを目的とすれば、文庫本でもよろしいか
なです。
 この元版がでたときに、ずいぶんと話題となった写真集でありますが、今回のちく
まに掲載のキャッチによりますと、次のようになりです。
「彼と離れると世界がなくなってしまうと思っていたのに、別の人に惹かれ二重生活
を始めた『私』。写真と文章で語られる『センチメンタルな』記録。」
 もちろん、「彼も別の人も私」もみんな著名人でありまして、「二重生活」という
のは、週刊誌風にいいますと「不倫の生活」となりますか。不倫をすすめるわけでは
ありませんが、このように結実することもありでして、週刊誌とニュースショーは、
こうした作品の芽を摘む結果にもなるか。まあ芸術作品を残していこういう人を、
常識の範疇にとどめようとしないほうがいいのかもしれませんね。それを指向しない
普通の人は、マネをしないほうがよろしいでしょうし。