普段着での

 小沢信男さんが「仕事旅行」というホームページに登場しているよと連絡がありま
した。
 「仕事旅行」とは、はてなんぞやでありまして、まったく初めて聞く名前です。
それで検索をかけてみましたら、なるほど見事にヒットです。
「仕事旅行」という会社は、ちょっとかわった就職・転職支援の会社であるようで、
そこには「見たことない仕事、見に行こう。仕事旅行」とありました。
 こういう会社が90歳の小沢さんに注目したというのは、小沢さんがこれまでほとん
ど就職せずに生きてきたからでありましょう。そういう意味では、SUREからでた
小沢信男さん、あなたはどうやって食ってきましたか」という本に触発されたイン
タビューとなります。
 前編 https://www.shigoto-ryokou.com/article/detail/348
 後編 https://www.shigoto-ryokou.com/article/detail/349
 今回のインタビューがユニークなのは、読者の想定でありまして、たぶんほとんど 
小沢信男さんのことを知らないお若い人を対象にしていると思われること、それと
小沢さんの自宅書斎で行われていて、まるで普段着での対話となっているところであ
ります。
 これがためでしょうか、とってもリラックスして、小沢さんについてわかりやすい
内容となっています。かっての「新日本文学」系のインタビューでは、こういうわけ
にはいきませんですね。
 インタビューをされているのは、このページの編集長 河尻亨一さん、検索をかけ
てみましたら、1974年生まれとありましたので、なるほどこちらも若い。かって「広
告批評」にいらしたひととか。こういう方が、小沢さんの仕事と生き方に着目してく
れることで、新しい読者が増えるとすれば、これは当方のようなロートルにとっても
うれしいことであります。