「みすず」到着

 「みすず」読書アンケート特集号が到着であります。

 読書アンケートの老舗で、当方が一番ながくフォローしているものとなりです。
 この特集号は、ほかの連載はすべて休載となるのですが、表紙裏に掲載される小沢
信男さんによる「賛々語々」だけは、別でありまして、この号で小沢さんの健在を確
認することができました。
 今回の「賛々語々」で小沢さんが発句としているのは、阿波野青畝のものでありま
す。その句に卒寿とあるところから、話題は展開していくのですが、その昔は数え
年齢で年を言ったものだが、最近は満年齢でとなり、小沢さんも卒寿をむかえて、
阿波野さんと一病息災のよしみをおぼえるとつながっていきます。
 今回の読書アンケート号では、小沢信男さんに敬意を表して、小沢さんの著作をと
りあげていいる方を、まずはチェックしてみました。
 2016年12月に岩波新書「俳句世がたり」がでてから、「私のつづりかた」、「ぼく
の東京全集」と三ヶ月連続で新刊がでたのですから、このどれかがあがってこない
はずがなしです。
 ということで駆け足でなかをのぞいてみて、小沢さんのところだけ抜き出しをして
みました。
 「俳句世がたり」  栗原彬さん、鎌田慧さん、轡田収さんの三人
 「私のつづりかた」 土田昇さん
 土田昇さんは、ちくまに「大工道具」についての文章を寄稿していた道具屋さんの
ご主人ですが、この方が「私のつづりかた」をあげているのに、おどろきました。
いろいろな読みがあることです。
俳句世がたり (岩波新書)

俳句世がたり (岩波新書)