本日も寒い

 朝の気温は、マイナス10度を下回りました。うーむこれは寒いことで。
気温が上がらなくてはは、日課としている速歩散歩へとでることもできずで、11時過ぎ
まで家の中でぐずぐずとしておりました。
 そういえば、ここ一週間くらいで届いていた「図書」「波」などをあまり読むことが
できていないことでありまして、本日はすこしこれをやっつけなくてはです。
 「図書」の加藤典洋さんのコラムは、見出しが「多田謡子さん」となっています。
多田謡子さんとは、多田道太郎さんの娘さんで弁護士をされていた方です。没後に編集
工房ノアから「私の敵が見えてきた」という追悼文集がでています。

私の敵が見えてきた

私の敵が見えてきた

 何度か、この本は手にしたことがあるのですが、これはちょっと辛すぎるわと購入せ
ずでありました。
 加藤さんのエッセイは、加藤さんと多田道太郎さんとの交流について、まずは書かれ
ているのですが、多田謡子さんについては、加藤さんとカナダに一緒にいた時に、日本
からの電話で、娘さんが司法試験に受かったとの知らせを受けたのに立ち会い、そのこと
を多田さんが素直に喜んでいるのに驚くというシーンがあり、その次に謡子さんが話題と
なるのは、彼女が29歳で急逝した時のことでありました。
 多田謡子さんのお葬式と、そのあとの多田道太郎さんの振る舞いについて、当時38歳
の加藤さんのただただ見守るしかなかったとあります。
 このあとに、加藤さんは小生が驚くことを書いているのですが、それは「図書」12月
号をのぞいてみてください。
 そういえば、拙ブログでも多田謡子さんを話題としたことがあったなと思って検索をし
てみましたら、次のところにありました。
http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20071206
 多田道太郎さんが亡くなったのは2007年12月2日とありますので、加藤さんの文章は
多田さんの祥月命日を意識したものでありましょうか。