愛のために死す

 本日の話題でありますからして「愛のために死す」とあるのは、あれでありますね。
これからアズナブールの歌と映画のことを思い浮かべる人は正解で、そのほとんどは、
60代以上でありましょう。
 本日にこれを話題とするのは、本日のフランス大統領選で勝利したといわれる候補
の夫人と候補との関係が、その昔(1960年代)であればスキャンダラスに取り上げら
れかねないものと思われるからでありますね。
60年代にあった実際の話は悲劇に終わり、それをもとに映画化したのが、「愛のため
に死す」でありました。同名の歌をアズナブールが歌っていました。

 たぶん、日本でも同様の事例はあるのでしょうが、著名人でこのようなご夫婦を知
らずであります。(ちょっと違ってはいますが、先代の猿之助が再婚した夫人との関
係に近いものを感じますが。)
 もともとフランスという国は、異性関係(同性もかな)については、この国よりも
ずっと寛容であるようで、歴代の大統領で女性関係で話題のない人のほうが少なく、
次期大統領は、その点ではどうなのでありましょう。
 本日は、昨日に購入した「定年後に読みたい文庫100冊」をパラパラと、中を覗いて
いました。「定年後に読みたい」ということですから、仕事をやめてから死ぬまでに
読みたい文庫本ということなのでしょう。
この著者は、当方よりも4歳ほど年長でしょうか。この100冊のリストをつくるために、
リストに載せる候補の本を、読み返したとあります。そのなかには、容易に読む事が
できないようなものもありますからして、100冊選ぶというのがすごい作業であったこ
とがわかります。