届いたPR誌から

 本日に出版各社が刊行していますPR誌がいくつか届きました。当方が購読している
もので、未着は「みすず」のみとなります。(今月の「みすず」は読書アンケート特
集でありますからして、たのしみはゆっくりと待つことに。)
 PR誌でまず眼をとおすのは新刊案内でありますが、今月の眼にしたもので一番は、
次のものです。

小公子 (岩波文庫)

小公子 (岩波文庫)

 今は岩波文庫にしかない若松賤子訳「小公子」であります。熱心なファンがいて
定期的に岩波文庫では「リクエスト復刊」をしているようですが、これまで何回くら
い復刊されているのでしょうね。
 当方は、若松訳の「小公子」が好みでありまして、これまでも何度か拙ブログで話
題にしたことがありました。(http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20090925 など)
 今回は2月の「春のリクエスト復刊」の一冊として復活ですが、これが復刊されま
したら、すすめやすくなりますね。
 岩波文庫の古いものの復刊は、現在の文庫サイズで刊行されることになるのですが、
誰がなんといおうと、昔の背の高い版のほうがページ余白が広くて読みやすいのです。
できれば、その昔のサイズのもので読んで見てはですが、こちらのほうは、なかなか
入手が難しくなっているのかもしれません。


 当方の本は、何時入手したものかはっきりはしないのですが、昭和15年5月の14刷
とあります。