後藤明生コレクション

 昨日にブログをチェックしていましたら多田進さんの「白の余白」に「後藤明生
コレクション」刊行の記事がありました。http://tadasusu.exblog.jp/26760608/
 10月末に最初の一冊が刊行となっているのだそうですが、これのことはまったく
知らずでした。こういうのがでていることを知らずにいて、ふらっとはいった書店
で手にすることになれば、びっくりとすることでしょうが、当方の現在の環境では
そのような可能性はほぼゼロであります。

 しかし、それにしてもなぜいま後藤明生コレクションでしょう。まあこれまで
でていなかったのが不思議という話でありますが、版元は国書刊行会でした。
国書刊行会のページをみましたら、ここに内容見本がありました。
コレクション第一巻については、ここ。
http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336060518/
内容見本については、ここ。
http://www.kokusho.co.jp/catalog/9784336060518.pdf
 当方は学生の頃に「挟み撃ち」を読んで面白がって、それからずっと気になりな
がら、やすみやすみ後藤さんの作品とつきあって、大阪にうつり住んでからの連作
で再び後藤熱が復活し、後藤さんの大阪での旧跡を訪ねてみたりもしました。
http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20150520
 当方が最初に読んだ後藤明生さんの「挟み撃ち」の装画は多田進さんのものとあ
りました。コレクションの装画にもタダとありです。多田さんも後藤明生さんとの
かかわりが深いようです。