雨の中古本屋へ

 本日は雨の中、古本屋行脚でありました。当方が住む町にはブックオフはあります
が、まっとうな古本屋(古書店と呼びうるもの)はありませんので、久しぶりに目の
保養をしてきました。なにか掘り出しでもあったかというと、当方の予算が低すぎる
せいもあって、まるでお呼びではありませんでした。
 こうしたちゃんとした古書店の本をみていて、すぐに買おうとならないのは、これ
がネットであれば、どのくらいで購入できるだろうかとか、ブックオフでみつからな
いだろうかという思いであります。まったくもって、むかしはそんなことは思わな
かったのでありますがね。
 結局のところ、本日に古書店で購入したのは均一棚にあった古い岩波文庫二冊と
河出市民文庫の一冊でありました。以上三冊で150円。
 岩波文庫の一冊は、昭和11年に刊行されたものですが、それからでも80年になると
いうのに、この本のしっかりとしていることに驚きです。岩波文庫は昭和二年に一回
目の配本であったのですから、岩波文庫百年まで10年を切っているのですね。