2015年を記憶する 2

岩波「図書」の広告ページを見ていましたら、次の見出しがありです。 
ナチスに学べ」!?
 これに続いての文章は、以下のようになっていました。
「麻生副総理(当時)の発言や、民主的憲法から誕生したナチス政権についての関心、
そして、戦後70年ということもあり、書店ではヒトラー関連の書籍が一角を占めてい
ます。本年刊行した関連書をご紹介します。」
 岩波刊行本の広告ページであります。今年に刊行されたものから四冊を紹介してい
ました。

ニュルンベルク裁判

ニュルンベルク裁判

 今年刊行されたものに限っての四冊でありまして、昨年まで刊行されたものも含め
ましたら、もっとあるのでしょうが、ここは2015年にこだわってであります。
 残念ながら、当方はどの一冊も手にしておりませんが、「ヴァイマル憲法とヒト
ラー」が気になりました。池田浩士さんの本でありますので、すこし刺激が強すぎる
かもしれませんが。
 これの宣伝文であります。
「史上最も民主的とされるヴァイマル憲法下で、ヒトラーはいかにして政権を獲得し
たのか。ナチズムを検証し、新たなファシズムに警鐘を鳴らす。」 
 右にしても左にしても人を熱狂にまきこもうという動きからは、距離をおいて頭を
冷やしておかなくてはいけないようです。