本日も関西シリーズ 5

 本日は秋の古本市のはしごを行いました。
 お天気は暑くも寒くもなしで、しかも雨の心配がまったくないという古本市日和
です。当方の大阪での宿は、二つの古本市会場である大阪天満宮四天王寺をつな
ぐ地下鉄谷町線の駅近くにありまして、この時期に関西にくる最大の楽しみの一つ
は古本市会場に足を運ぶこととなります。
 先週から始まっていた古本市ですが、なかなか日程の都合がつかずで、天神さん
での古本市の最終日となって、やっと来ることができました。

 会場では、本日が最終日ということがアナウンスされ、価格はさらに30%オフ
というような表示もでてあおられたのですが、当方の財布のひもが固いのと、どち
らかというと均一本が中心となっていて、これはと思うものが見つからず、何冊か
購入するにとどまりました。
 一方の四天王寺会場であります。

 こちらは春にに続いて、今年二回目の市です。均一本のほかに、高額なものが
まぎれていたりして、かなりときめいて本を手にしたのですが、当然のことなが
ら、それらは特に安価ということはなく、当方の予算を超える結果となったこと
で、それらは購入を断念となりました。
購入断念の本といいますと、塔晶夫「虚無への供物」カバー付き、帯なし 美本
(これは8千円)とか、矢内原伊作ジャコメッティとともに」7千5百円)
というものがありました。高くもなければ安くもなしで、まあ目にすることがで
きただけでよろしということでしょうか。
 最後まで購入を迷ったのは、木下杢太郎「百花譜百選」でありました。

百花譜 百選

百花譜 百選

 これが新刊ででたときの内容見本を、いまでももっているのですが、その当時
の定価は2万円で、とても手のでるものではありませんでした。それが3千円と
いう値段ですから、頭に血がのぼるのも当然でしょう。
 特に最近に岩坂恵子さんの本を購入したこともあり、特に気にかかりました。
わたしの木下杢太郎

わたしの木下杢太郎

 これを買って、さてどのように活用しようかと思って、当方の現在の環境では
ほとんど置き場所も確保できないことに気づきました。
このようなところにきて、冷静になってしまっては面白くもなんともないという
のが、本日の結論となりました。