当地は、これからバラの盛りとなります。
今年は例年よりも春先の天候がよろしくて、この分であれば桜と同じく、バラの開
花も早いのではないかと期待をしていたのですが、6月にはいってからの天候不順の
せいも、例年なみの開花となりそうです。
5月の中旬にハウステンボスや枚方パークで、バラの見物をしたのですが、一ヶ月
半たって、やっとバラ開花前線が当地にもやってきました。
もっとつぼみがたくさんつけばいいのにとか、花数がもうすこし多ければ写真うつり
がいいのになどと、勝手なことをいいながら、今年の花を写真におさめています。
なんといっても一番強いのは、野生のノイバラでありまして、鳥がおいていったも
のとなりますが、いま満開であります。
野生種のノイバラと他のバラを交配することによって、新種を作り出すという役割
を担ってきたほか、交配などによって作られたバラはノイバラに接ぎ木することで、
生命力を強化して、販売されています。
まさに縁の下の力持ちのような野生種です。
そういえば、野バラという歌があったなと思って検索をかけてみましたら、あれは
ゲーテの詩に、シューベルト他がメロディをつけたものとわかりました。
ゲーテは「赤いバラ」といっていますが、もちろん、これは野バラですから、改良さ
れた花ではありませんで、淡い一重の花となります。
作られた花もよろしですが、自然にある花も捨てがたいものです。