「ブルータス」の「豊崎社長と中島京子」さんの棚にならって、当方も棚をつくって
みることにしました。「ブルータス」に掲載の棚写真をみても、これはお二人の本を
借りてきて並べたもののようですから、こちらは書名のみをならべてみることにして、
本をあつめて写真をとることはとりやめとしました。本を見つけ出してきて、ならべる
というのは相当に大変な作業となることがわかりました。
1 海外小説の文学全集が並ぶ
これになにをならべましょうか。中島さんが言及している集英社版「世界の文
学」シリーズから「酔いどれ草の仲買人」と、その前の集英社版全集から
「タタール人の砂漠」、あとは河出モダンクラシックと、白水社のシリーズから
ですね。
「百年の孤独」は欠かせないのでありますが、これはどうしよう。
2 文芸を読み解くための本がある。
まったく読んではいませんが、これは何冊かもっています。豊崎社長の棚にあった
デヴィッド・ロッジのものとか、ジョン・バースのものありです。
バフチンのラブレーものもありました。
3 ポストモダニズムの奇書がさりげなくある。
ポストモダンというのが、よくわかっていませんからして、まして奇書といわれ
ましても、まったく思いつきません。
4 知らない作家や作品に出会える文学辞典。
文学辞典はもっておりませんので、その昔の「ユリイカ」の特集でもならべて
おきましょうか。篠田一士さん編集の「世界文学入門」(?)というのがありまし
た。
5 子供時代から、何度も繰りかえし読んだ本がある。
これは何があるかな。そもそも子供の頃は、あまり本を読みませんでしたから。
中島京子さんの父上ではありませんが、当方も子どもの頃に岩波少年文庫の一冊を
買ってもらいましたが、三人いた子どもの誰かは、あの本を読んだのでしょうか。
(あの本を一番読んでいそうなのは、4つ下の弟ですが、こんど聞いてみることに
しましょう。)
当方が読んだのは、こども向けにリライトされたルパンとか宝島など、わくわく
する小説でした。(その後に、岩波とか新潮文庫で読み返すことになりました。)
6 稀少本がある。
当方が持っているもので稀少本というのは、何でしょうね。とりあえずは、最近
すこし価格があがっている小沢信男さん初期作品をならべておきましょうか。
7 知的で女子ウケする作家の全集がささっている。
これは須賀敦子さんのものですね。とはいっても文庫版ですが。
矢川澄子さんのものも一緒にならべたいことです。
あと女性ウケする作家といえば、だれのものがあるかな。山川方夫さんの古い
冬樹社版のものがあるけど、山川さんの作品は女性ウケするかな。
8 言葉の面白さを楽しむ本を持つ。
井上ひさしさんのものは、ずいぶんと持っているのですが、もうひとひねりで
すね。かってでていた「日本のライトヴァース」というシリーズはどうでしょう。
ということで、ここにあげたものをならべてぱちりとすれば、お二人の枠組みを借り
た当方の棚ということになるのですが、明日には違った本と差し替えになっているかも
しれません。