片付けをするとスペースができるせいもありまして、本屋へと行きたくなります。
これも週末にむけての楽しみであります。
今月の新刊で、気になっていたものを確保であります。
丸谷才一」での講演を加筆訂正して一本にまとめたものであります。集英社新書からで
たというのが、不思議な気がします。これは丸谷さんのつながりではなく、世田谷文学
館のつながりによるもののようです。
なんとなくタイミングとしては、丸谷全集の刊行にあわせた連続講座かなと思ってい
ましたが、そうではなかったのですね。東京の近くに住んでおりましたら、一度くらい
この講座を聞いてみたいものと思いましたが、足を運ぶとすれば、どなたの回であった
でしょうか。
ちなみに講師は、川本三郎、湯川豊、岡野弘彦、鹿島茂、関容子といった面々であり
ます。このうち湯川さんは、当日体調不良で、講座の当日はキャンセルのやむなきに
いたったとのことで、新書にまとめるにあたっては、当初講座で予定していた演題を
破棄し、これ用に「書評の意味」という講演調の文章を寄せています。
その時に、もう一冊購入です。
- 作者: 佐伯一麦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/06/11
- メディア: 文庫
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は、これが二冊目となりますが、どちらも短編集となっています。
そういえば、佐伯さんは最新作で伊藤整文学賞を受けたのですが、残念なことにこれ
をもって伊藤整文学賞は終わりとなるとのことで、地方でゆかりの文学者にちなんだ
賞は、あちこちで苦戦をしているようです。