楽しみな五月 5

 五月の楽しみの一つでありました「ぽかん04号」を、手にすることができました。
 当方は、これまで「ぽかん」という雑誌のことは、まったく知らずでありまして、
この号のことがあちこちで評判になっていて、おくればせで確保に動いたという
わけです。
 それにしても、小沢信男さんと山田稔さんの名前が目次にならんでいるのを見る
のは、最近では「海鳴り」(編集工房ノア)くらいでしかなかったことです。
 これについては、ほかの皆さんも書いておられますが、本誌と付録からなるもの
ですが、本誌よりも付録のほうがサイズが大きなせいもありまして、最近の雑誌で
よく見られる本誌の間に付録が挟み込まれるという形にはならずで、大きめの透明
袋に本誌と二種類の付録がおさめられていました。
 これには挟み込みで「こないだ」1号というのがありまして、これは前号に寄せ
られたおはがきを紹介するというものですが、ここにも小沢信男さんのお名前が
ありました。
 その文章の最後には、「後進に、こうも渋好みの方々がおられるのは、安堵半分、
危惧半分、つまり読む私も愉しんだのでした。」とありました。
 安堵半分というのを目にして、すこしにっこりし、危惧半分とあるのを見て、
これでいいのかなと思いつつ、当方も楽しんだのでありますが、この先、「ぽかん」
はどうなっていくのかな。