「海鳴り」26号

 編集工房ノアさんより「海鳴り」26号を送っていただきました。いつもたいへんあり
がとうございます。今回も山田稔さん、庄野至さんという常連寄稿者の文章がありまし
て、すぐに読むのがもったいないという感じです。すこしゆっくりと時間をかけて楽し
むことといたしましょう。
 この「海鳴り」でいつも楽しみにしているのは、ノア主人である「涸沢純平」さんに
よる文章です。26号では、ノアにゆかりで亡くなられた二人の方について書いておられ
ます。お一人は昨年8月に亡くなった詩人 塔和子さんであります。この方の死亡から
葬儀、偲ぶ会の様子を報告してくれています。
 塔和子さんは、70年間にわたって島で暮らした方となります。葬儀も偲ぶ会もとも
に島で開かれました。
「私も入っている主催した『塔和子の会』メンバーは、前日も準備のために島に来、
高松に泊まり、当日は早い定期便で島に渡った。
 この日も、激しい通り雨があった。会館の前の広場を打ちつける雨が揺れながら流れ
ていった。
 一通り準備も終えて、雨も上がってきたので、ひとり島内を歩いた。
会館の横の道が坂となって高台に続いている。
 塔さんが亡くなり、偲ぶ会も今日終わると、もう大島に来ることもないであろう。」
 塔和子全詩集全三巻は、ノアでなくてはできない仕事であります。

塔和子全詩集 (第1巻)

塔和子全詩集 (第1巻)