楽しみな五月

 ネットで三月書房のページをみましたら、編集工房ノアの「海鳴り」26号が入荷し
たとありました。( http://3gatsu.seesaa.net/article/395820948.html )
 お金をだしても手に入れたいと思う「海鳴り」でありますが、もうまもなく送って
いただき手にすることができるのでありましょう。首を長くして待つことといたし
ます。
 三月書房の同じページには、以下のお知らせもありました。
●近刊のお知らせ。5月10日頃発売予定
比嘉加津夫・編集「脈 80号 特集:作家・川崎彰彦
  A5判/164頁 予価1000円+税 脈発行所
 [主な内容]
   *林 哲夫「古本の世界から川崎彰彦
   *三輪正道「小説「兎」と湖東」
   *中尾 務「雑誌『雑記』について」
   *比嘉加津夫「断片的に、川崎彰彦」 
   *中野 朗「川崎彰彦著作年表を主とした略年譜稿」
 「脈」というのは、知っている人は知っているのでありましょうが、当方は、これ
まで手にする機会がありませんでした。版元は沖縄にありまして、昨日に引用した
池澤夏樹さんの言葉を借りますと「地方の出版物には見るべきものが多くて、特に
北海道と沖縄はその宝庫ということはよく知っている」となります。
池澤夏樹さんは、以前は沖縄に拠点をおいて、いまは北海道においているようですが、
これは「地方文化」にひかれてということなのでしょうか。
 この「脈」には、札幌在住の中野朗さんが「川崎彰彦略年譜稿」を寄せているほか
(中野さんのブログ http://ishiyamado.blog106.fc2.com/blog-entry-1388.html)、
関西の川崎さんと近しい人たちの文章が掲載とあります。
 川崎彰彦ファンとしては、これはなんとか確保しなくてはです。さて、これは
どうしたら入手できるでしょうね。

 これも5月のお楽しみでありますが、「古本ソムリエの日記」にあったものです。
( http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/20140424 )
 善行堂のご主人は、次のように書いていました。
「『ぽかん』4号が出来たらしいです。今最も楽しみな雑誌のひとつです。
目次をみたが、期待を上回る、すごい雑誌になってます。
5月3日(土曜日)に善行堂で先行販売の予定です。
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「ぽかん」4号目次
縄文の骨 昭和の泡――二〇一三年一三句 小沢信男
発掘  山田稔
編集の生理――わが出版記 涸沢純平
本を、捨てる 木村浩
多喜さん漫筆 (四)――尾籠な談義 外村彰
木山捷平様 田中美穂
電話 岩阪恵子
父のチェーホフ(一)1928年、湯浅芳子 扉野良人
豪快なひと――中川六平さんのこと 鹿角優邦
千代田区猿楽町1-2-4(其の二) 内堀弘
付録
ぼくの百 福田和美
付録
「のんしゃらん通信」vol.2目次
街角のコーヒーショップ 高橋実果子
観覧車めぐり 里舘勇治
ライフとワークがハローとささやく 郷田貴子
咳について 茺田多聞
そんなにはやく歩くと 秋葉直哉
猫と辛夷 渡辺尚子 」
 この雑誌は、いったいどうなっているのと思うくらいの内容であります。
 これは善行堂で通販するようですね。