小沢信男著作 246

 昨日に掲載した「新日本文学」の表紙絵は、どなたのものでしょう。目次には表紙構成
木村恒久」とありますので、木村恒久さんによるものでしょうか。これは当方も名前
だけは知っている「おばけ煙突」ではないでしょうか。おばけ煙突とかが名所(?)で
あった時代がありました。その後には「東京スタジアム」という野球場が。そして、
最近の話題は「東京スカイツリー」となります。
 小沢信男さんが書いた「新日本文学会」についてのものを、まとめて見てみたいもの
です。昨日に引用した「新日本文学」編集長時代の「編集後記」をまとめて読むことが
できればいいのにです。川崎彰彦さんが大阪文学学校の機関誌に書いた後記は、まとまっ
ているのになと、ないものねだりのようなことを思ったりします。
 拙ブログで小沢信男さんの、これまでの著作の書影と初出を掲載してまいりましたの
は、とりあえず、当方が著作を整理するためのメモでありました。これを時系列で整理を
したら、不完全著作目録にはなるぞというもくろみです。けっこう重要なものであるにも
かかわらず、単行本に収録されていないものもありますので、そこまでたどりつければ
いいなと思っています。
 小沢信男さんと「新日本文学」については、これからのどなたかが書いてくださること
を期待して待つことにいたします。
小沢信男さんは、「新日本文学」に拠った人々についての肖像集は、花田清輝
佐多稲子長谷川四郎から「通り過ぎた人々」まであるのですが、小沢信男さんについ
て、いろんな書き手が書いたものも読んでみたいものです。
 さて、小沢信男さんの著作を紹介している、このシリーズも共著をのぞくと、いよいよ
「東京骨灰紀行」だけとなりました。これはいまだに新刊で手にはいるし、朝日新聞
ゼロ年代の50冊」の9位になった有名なものですから、さらっと紹介ですね。

東京骨灰紀行

東京骨灰紀行