本の立ち話

 数日前に小沢信男さんの「本の立ち話」(西田書店刊)を入手しました。
 今月末で定年退職となる当方にとっては、退職祝いのような一冊であります。
この本の帯には「行く先々に本があって人がいた。」とあります。こうした人の
なかに当方もいれていただくことにいたしましょう。75年「東京の人へ送る恋文」
晶文社から刊行したときに、小沢さんは、あとがきに「暗夜の星のごとき
読者のみなさん、おまたせしました」と書いていますが、それから35年、すこし
は肉眼で確認できる星の数は増えたでありましょうか。
 ここにきて、壮年期よりも仕事が増えているというのは、どうした風のふきま
わしでしょう。やっと時代が小沢さんに追いついてきたということでしょうね。
 西田書店は、「菅原克己全詩集」を刊行したことで知られる小さな版元で、当然
のことながら大新聞への広告などだせるはずもなしです。
おせっかいながら、小沢信男さんの新刊を、ご紹介しますよ。

版元のホームページは以下のアドレスです。
http://www.nishida-shoten.co.jp/view.php?num=241

本の立ち話

本の立ち話