ちくま 9月号 2

 昨日に「ちくま」9月号の阪急電車内で「本を読む人」についてを話題にしましたら、
思いがけずで「本を読む人」の作者 林哲夫さんと、「仙台が親戚」さんから、モデルの
女性が手にしていた本についての種明かしと、最近の阪急電車の車内観察の報告をいた
だきました。ブランドもののバッグを持っている人が少ないように思えるというのは、
すっかりと大衆化してしまったブランドバックを持つことが、なんの意味も持たなく
なった阪急沿線の事情を伝えているのかもしれません。( それとも単に猛暑のせいで
しょうか。猛暑のせいといえば、先日に西宮苦楽園にすむ高齢の男性が、裁判所かで
刃傷沙汰になったと新聞にありました。これも阪急沿線の事情でしょうか。)
 そういえば、「ちくま」8月号も阪急電車で見かけた「本を読む人」のポートレート
ありますが、こちらは中年の男性であります。
 林さんが、ご自分のブログで、この絵を紹介する時につけたコメントは、以下のもの
であります。
「 表紙は阪急京都線にて。『これは俺だ!』という人がたくさん出そうな気がする。」
( http://sumus.exblog.jp/13645173/ )
  この絵を見て、当方は「これは俺だ」とは断言しないものの、当方はこのモデルさん
との類似点がたくさんあって、この人が自分と似ているといってもおかしくはないだろう
と思いながら、類似点を数えるのでした。
 まずは、次の点です。
 ・ 年格好がにているな。(すこしくたびれているところも)
 ・ 頭髪の状態。(当方のほうが、もうすこし薄いか。)
 ・ ダーク系のスーツに、長袖のシャツにネクタイ着用。
  (普段、仕事の時のスタイル)
 ・ カバー付きの文庫本を手にしている。(バスとか電車にのるときはいつもそう) 
 さて、この絵の「本を読む人」は何を読んでいるのでしょう。これが当方であるとした
ら、このようにして読んでいるのは、辻原登の小説、久世光彦「マイラスト・ソング」、
堀江敏幸エッセイあたりでしょうか。