2010-07-23 書林逍遥 5 本日は旅先らの更新であります。今回の旅行に携行した本を 次のものです。美の死―ぼくの感傷的読書 (ちくま文庫)作者: 久世光彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (21件) を見る これは久世さん流の「偏愛的作家論」であります。このタイトルの 本が渋沢龍彦さんにあったというのは、久世さんにとっての不幸で ありますね。 このタイトルになっている「美の死」というエッセイは、三島由紀夫 の文業に対して書かれたものですが 、久世さんには三島に似た精神 構造があったにちがいありません。