山形つながりで

 山形県人とひと口にいっても、県内はいくつかのエリアにわかれているようで
井上ひさしさんは置賜ですし、丸谷才一さんとか、藤沢周平さんは庄内であります。
どちらかというと庄内のほうが知名度においてまさっているのかもしれません。
最近でいくと映画「おくりびと」の舞台となったのは庄内ですし、地元の食材を
つかったおいしいレストランがあるというのも庄内ですね。庄内と置賜は、南部と
津軽ほどではないけど微妙な関係にあるのでしょうか。
 井上ひさしさんを追悼するブログを拝見していましたら、井上ひさしさんと
丸谷才一さんは、山形を代表する文化人であるとありました。それであれば、
井上さんについて記した丸谷さんの文章でもさがしてみましようかと思ったの
ですが、これは時間がなくてできておりません。
(井上さんといえば、そのむかしに「ユリイカ」とか「国文学」で特集を組んで
いたことがあって、それが自宅のどこかにあるはずでした。)
 無理くりに山形つながりということで、丸谷才一さんの次の本を話題とします。

猫のつもりが虎 (文春文庫)

猫のつもりが虎 (文春文庫)

 かっては丸谷さんの雑文集を購入していたのですが、いつからか書評集は購入する
のですが、雑文は文庫になってから買うようになって、それも最近は新古書店
文庫本が並んでから手にするようになっています。読むたびにさすがにとは思うの
ですが、雑文を単行本の新刊では買うことができなくなっています。
(「袖のボタン」は珍しく単行本で購入です。)
 そんなことで、「猫のつもりが虎」という本はでていることすら知りませんでした。
元版は、マガジンハウスから04年にでたものです。これに収録されている文章の
初出は「JAPAN AVENUE」という雑誌だそうです。
 この雑誌について、丸谷さんは、次のように記しています。
「 この雑誌は信木三郎さんの会社からでていた。特定の読者に無料で配る贅沢な
雑誌で、わたしは創刊から終刊まで編集顧問をしていた。
 後半は向井敏さんが編集長を勤めてくれていた。」
 これを見ると、信木三郎さんという人に興味がわいてくることです。