2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「海鳴り」28号 4

編集工房ノア主人 涸沢さんによる「海鳴り」編集後記は、一年に一度ということ もあるのでしょうか、前号からの一年で亡くなった縁の方への思いを綴った文章が 多く見られることであります。 ノアの刊行物の柱であった方々は、この二十年ほどでほとんどがあ…

「海鳴り」28号 3

昨日に引き続きで、当方の手元にある編集工房ノア「海鳴り」から、涸沢さんによ る「編集後記」のタイトルだけを紹介です。やってみると、内容にも言及したくなる のですが、それは先の話となりますでしょう。 号数 刊行年 タイトル 内容など 19号 07年6月 …

「海鳴り」28号 2

すでに20年近く「海鳴り」を送っていただいていて、ブログをはじめてからは、毎 年のように「海鳴り」を話題にし、編集工房ノア社主 涸沢純平さんの文章をまとめ て読みたいが、どうして本にならないかと記しているのですが、ノアからはでないで しょうね。 …

「海鳴り」28号

本日、編集工房ノアさんから「海鳴り」28号が届きました。昨日に「三月書房」の サイトを見ていましたら、「海鳴り」が店に届いたとありましたので、ノアさんが 当方に送ってくださっているとしたら、近日中には手にすることができるかなと思っ ていましたが…

新日本紀行 札幌

本日夜に放送があった「新日本紀行」は、札幌すすきのでありました。 番組は1時間ですが北の歓楽街「すすきの」の色々な側面が取り上げられていました。 そういえば最近はあまり「すすきの」へといくことがなくなったなと思うのですが、 これは夜のすすきの…

父の娘の息子

本日のニュースには伊勢市の神宮鳥居前で、外国からの賓客をむかえる総理大臣の 様子が映し出されていました。現在の日本の総理大臣にとって、この神宮というのが 最大のパワースポットであるということがよくわかる絵でありました。なんとなく、 王権神授を…

旅の空から 6

本日の夕方の便で戻ってきましたが、予定よりも30分ほど遅れてのフライトとなり ました。 30分くらいでありましたら、持参の本を開いていれば、たいして苦になるものでも ありません。帰りのバスと飛行機で開いていたのは、次の本です。プレイガイドジャーナ…

旅の空から 5

昨日ほどではありませんが、本日も気温が上がりました。北国に住む人間は暑さに 弱いことです。 というわけで、本日は体を休めることもありまして、ほぼ終日アパートの部屋に こもっておりました。せっかくなので持参した文庫本を手にしていました。 今回は…

旅の空から 4

関西は連日暑いことです。 本日も京都におりましたが、日中は30度を超えていたようです。 さすがに炎天下の下をうろうろと歩きまわるのは、体によろしくないので、本日は、 ほとんどおひさんを避けて過ごしていました。こんなにお天気が続きますと、少し …

旅の空から 3

本日もお天気よろしとなりました。当方にとっては、真夏でもなかなか経験することの ない三十度超えです。 こうした天気のなか、京都へと足を伸ばして手作り市を見物です。 本日の会場は上賀茂神社であります。手作り市は、京都の神社やお寺などを会場に月一…

旅の空から 2

旅行に出たら、土地の本屋に立ち寄りたくなります。 そうはいっても、今回の旅は準フランチャイズともいえる場所でありますので、 年に数回は来ていて、立ち寄る本屋にもなじみとなっています。 今回、そこで購入したのは、この地以外ではなかなか店頭では見…

旅の空から

4月の旅は桜見物が目的とすれば、5月はバラになります。 当方は、花を見て歩くようになって日は浅いのですが、最近の旅行は 花の名所巡りを組み込むようになっています。 今回は、関西の新しいバラの名所にはるばる足を伸ばしました。 事前にホームページ…

旅の準備

旅の準備といえば、いまも昔も着替えとか常備薬などを揃えてバッグにつめるという ことになりますが、その昔になくて、いまあるのは各種充電器を持参することでしょう か。現在進行形で準備中であるのですが、いったいいくつの充電器を持ったでありま しょう…

「本の雑誌」 6月号

先日に「本の雑誌」6月号を入手しました。本の雑誌396号作者: 本の雑誌編集部出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2016/05/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る 今回の注目は、渋いひと秋葉直哉さんのコラム「ロング・リリ…

時を待つ

食べものに食べ時というのがあるとすれば、本にも読み時というのがあるようです。 食べものに関しては、新鮮な時のほうがいいとか、すこし痛みかけてのほうが美味し いといわれますが、本の読み時というのは、読み手の年格好や気分と関係すると思わ れます。…

久しぶりのブックオフ 2

佐藤亜紀の小説を強くおしている豊崎社長は、「日本人が外国を舞台にした小説を 書くことに意味を見いださない」文壇の重鎮に対していらだっているのですが、日本 の小説家で外国を舞台にした作品を発表している人って、他にはどんな人がいたろう かなと思い…

久しぶりのブックオフ

本日は庭仕事をすこしお休みとしまして、午前中にブックオフへといってきました。 前回いったのは大型連休中で、本は20%オフというセールをしていたのですが、こ れはさっぱり食指が動くものがなく、収穫なしで終わっていました。 本日は昨日に話題とした…

ひさしぶり鮭児書店 2

それにしても「佐藤亜紀は世界文学クラスの才能である」という見出しには驚くこと です。見出しは新聞社がつけるのですが、もちろん、豊崎社長の文中にあるものです。 それは佐藤亜紀さんのデビュー作である「バルタザールの遍歴」を読んだ時のことと ありま…

ひさしぶり鮭児書店

ほとんど不定期掲載でありますが、ひさしぶり豊崎社長の「鮭児書店」であります。 「鮭児書店」は北海道新聞読書欄に掲載のものですが、豊崎社長の小気味よい啖呵が 売りであります。北海道内では圧倒的なシェアを誇る北海道新聞ですが、北海道を一 歩でまし…

ソロモンの歌 2

吉田秀和さんの「ソロモンの歌」は、明治維新以降の西欧化によって日本はそれ 以前とくらべて同じ文化的な断絶が大きくて、江戸までの文化といえば、自分の中に あるのは、子どもの頃見た相撲とか歌舞伎であるが、そのなかでもとりわけ相撲はと いう話につな…

ソロモンの歌

拙ブログで「ソロモンの歌」といえば、吉田秀和さんのエッセイ集となります。 ずいぶんと昔に元版を購入したのですが、収録の文章で難しいものはいまだに読め ていないのものの、とにかく吉田秀和さんのものでは一番好きなものです。ソロモンの歌 (朝日文庫)…

小尾俊人の戦後 8

小尾俊人さんは、みすず書房を立ち上げた一人であり、編集企画においては中心的な 役割を担っていたのですが、当時のエリートたちとは違って旧制中学から高校という 進路をとることができず、諏訪蚕糸学校から岡谷工業学校へと進みました。 18歳の卒業時に岩…

小尾俊人の戦後 7

このブログのために「小尾俊人の戦後」を手にしています。 あいかわらずで見ているのは、小尾さんの「1951年日記」で、長谷川四郎さんとの 関わりを記しているところ。四郎さんが「パスキエ家の記録」の翻訳をしていたことも あって、かなり頻繁に面談をして…

小尾俊人の戦後 6

長谷川四郎さんがみすず書房から刊行した本のあとがきに小尾さんへの謝辞を記した ものはないと昨日に記しました。(ただし「パスキエ家の記録」最終刊を除く) 四郎さんはどこかで記しているのではないかと、全集の著者ノートをまとめた文学 的回想」を開い…

小尾俊人の戦後 5

「小尾俊人の戦後」といいながら、長谷川四郎さんのことばっかし話題であります。 四郎さんの初期作品集には、みすず書房から刊行となったものが多くありまして、 これはどうしてかなと思っていましたが、昨日まで見ていた小尾さんの1951年日記 における交流…

小尾俊人の戦後 4

「小尾俊人の戦後」から、もっぱら長谷川四郎さんが登場するところを話題として います。 先月に長谷川四郎さんの「デルスー時代」のことを話題としていましたが、これは 「デルスー・ウザーラ」を集中的に翻訳していたころのことを作品としたものです。 そ…

小尾俊人の戦後 3

みすず書房というのは、片山敏彦さんを精神的な支柱としてロマン・ロラン全集を 刊行するために設立されたといってもいいでしょう。最初の出版物は片山敏彦さんの 「詩心の風光」というもので、このあとに「ロマン・ロラン」のものが続いていきま す。 長谷…

小尾俊人の戦後 2

みすず書房創立70年記念「小尾俊人の戦後」を手にしています。小尾俊人の戦後――みすず書房出発の頃作者: 宮田昇出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/04/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る この本を手にして、もっぱら長谷川四郎さ…

小尾俊人の戦後

本日は憲法記念日であります。民主的な憲法ができたことを祝って、その日を祝日 にしようした時代があったことを忘れないようにしなくてはいけないですね。 憲法をかえることとくらべると祝祭日をかえることなんて簡単で、ちょっと法律を いじれば、過去のも…

「図書」5月号 3

岩波「図書」5月号から話題をとって、何日か続けていたのでした。4月30日は それでとりあえず更新をしようと、内容を記してから、保存するをクリックしたので すが、これが保存されずに消えてしまったということのようです。 保存するとしてから消えてし…