2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧
本日で7月もおしまいです。 全国的に猛暑に見舞われているようですが、当方の住む街は例外的に涼しく、ここ 何日かの気温は25度くらいであります。人の体温よりも外気温が高いというところが あちこちにあると聞きますが、千年単位くらいで考えますと、人間…
亡父の部屋の片付け作業をしていたらでてきた「文學界」昭和23年4月号を話題に しています。 昨日は青山二郎さんの「文學界」表紙デザインなどを見ておりましたが、この時代 の青山二郎さんの存在は、極めて大きなものがありました。その後の時代を担う文化 …
昨日にスキャナー読み込みをして表紙をかかげた「文學界」昭和23年4月号からの 話題です。 実物の表紙は、あの時代の紙でありますし、保存状態も良くないこともあって、 すっかりくすんでいたのですが、あまりきれいには見えなかったのですが、画像で 取り込…
7月から8月にかけては片付けの月となりそうです。 当方の本をどうしようかと思っていたら、隣家の亡父宅にある本を処分すれば、 すこしはスペースがでてくるかもしれないというよこしまな発想です。 そういうわけで、まずは亡父の持っている本から整理となり…
編集工房ノアさんに注文してありました山田稔さんの新刊「天野さんの傘」が届き ました。先月に「海鳴り」が届き、それに7月刊となっていましたので、楽しみにして いたのですが、ネット情報で刊行されたと知って、直接注文はがきをだしました。天野さんの傘…
先日に市内の書店で見つけて購入したものであります。増補 なぜ書きつづけてきたか なぜ沈黙してきたか: 済州島四・三事件の記憶と文学 (平凡社ライブラリー)作者: 金石範,金時鐘,文京洙出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2015/04/13メディア: 単行本この商品…
このところ新刊を購入することが少なくなっているのですが、先日書店で購入した のは、次のものでありました。新書782移民たちの「満州」 (平凡社新書)作者: 二松啓紀出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2015/07/15メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を…
本日になって鶴見俊輔さんが亡くなったことが報じられました。 20日に亡くなられて、家族でおくってから、その死が明らかにされたことになります。 鶴見さんが、まだ生きていると思うだけで、姿は見えずとも心の支えとなったこと ですが、この時期に亡くなる…
高田宏さんが深瀬基寛さんを「飲み仲間」ということについてであります。 当方は酒を飲みませんので、酒で失敗をするということがなければ、酒を通じての 友達というのもありません。小説を好んだりするのであれば、酒飲みの気持ちをわか らなくてはいけない…
高田宏さんの「編集者放浪記」に登場する深瀬基寛さんについての記述からです。 筑摩書房の創業者である古田晁さんの書簡集を手にした時、そこに収録されている 深瀬さんの書簡があまりに面白いので、話題としたことがありました。その人となり も破格であり…
高田宏さんの「編集者放浪記」からの話題です。編集者放浪記 (PHP文庫)作者: 高田宏出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 1992/03メディア: 文庫購入: 2人 この商品を含むブログを見る 高田さんは、大学を終えて就職するのですが、そのときにマスコミを中心に…
本日も高田宏さんの「編集者放浪記」から話題をいただきです。 高田さんは1932(昭和7)年生まれですから、ことし83歳となります。 編集者としてのスタートは光文社で少女雑誌を担当、ここに6年9ヶ月、それから アジア経済研究所で2年間、最後となったのはエ…
本日手にしていたのは、古い文庫本でありました。編集者放浪記 (PHP文庫)作者: 高田宏出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 1992/03メディア: 文庫購入: 2人 この商品を含むブログを見る その昔、エッソスタンダードにあって「エナジー」シリーズという本を企…
本日から三連休になるのだそうです。こちらは毎日が日曜日なので、まるでその 実感はありません。休みが三日続いたら、世間の人たちは安保法案の衆議院での採決 のことなんて忘れてしまうというだろうというのが、政権についている人たちの目論 見であったよ…
安保法案の衆議院通過ということで、すこし人気取りをしなくてはと考えたか、 首相は、本日新国立競技場の案を白紙に戻すことを発表しました。思わず、ぱちぱち としそうでありますが、もともとこれは民主党政権時代に決定した案で、問題があった のは当時の…
本日の衆議院本会議で「安全保障関連法案」が可決されました。これでよほどの ことがないかぎり、この法律は成立するだろうとのことです。 これでまいったといえば、思うつぼでありますので、これからも粘り強く反対である と言い続けなくてはいけませんです…
本日予定通りといいましょうか衆議院の特別委員会で「安全保障関連法案」が採決 されました。毎度おなじみの採決風景でありますが、このような採決風景はいつに なったら見られなくなるのか、先進諸外国でもこのような採決風景は見られるのかと 思いつつ、そ…
明日は安全保障関連法案を特別委員会で採決する予定なのだそうです。 新聞をみますとそうあります。審議時間が十分と思われる80時間を超えたことに より、いつまでも議論をしていてもしょうがないので、そろそろ多数決をとりま しょうとなったわけです。 議…
本日の午前に「本の雑誌」8月号が届きました。本の雑誌386号作者: 本の雑誌編集部出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2015/07/09メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る 今月はどのようなことが書かれているのだろうかと思って…
当方が住むところも、ここ何日かで急に気温があがってきています。本日のニュー スでは熱中症に注意というアナウンスが、何度もされていました。 この地域でバラが開花となるのは、7月にはいってからでありまして、バラ花が盛り を迎えると、熱中症に注意し…
いったい読み終えるまでに何年かかるのだろうかと思いながら、読み継いでいる 金石範さんの「火山島」は、なんとか6巻目が残りわずかとなりました。 1から3巻目までは、新刊としてでた時に読んだのでありますが、4巻目以降は新刊 がでるたびに購入はしてい…
「西江雅之さんを悼む」ために、ひさしぶり西江さんの本をひっぱりだしてきて、 手にしています。西江さんのことを検索をかけてみたら、あの本には、このような エピソードがでているというふうにあって、この本は買っているはずと思って、 手帖を見てみまし…
「西江雅之さんを悼む」というのは、新聞に掲載の金井美恵子さんの文章によりま す。当方は、読者歴こそ40年超えと長いものの、よい読者ではありませんでした。 西江さんは、最近よく眼にする言葉でいいますと「異能の人」と思われるところが ありまして、こ…
本日の朝日新聞朝刊に金井美恵子さんが「西江雅之さんを悼む」という文章を寄せ ています。 6月14日に、西江さんが亡くなったとの新聞記事を眼にして、なにか記することは できないだろうかと思っていましたが、ほとんどとりかかることもできなくて、本日 に…
「みすず」で楽しみとなるのは、酒井啓子さんの文章もそうであります。 7月号の酒井さんの文章はタイトルが「若者は『沙漠』を目指す」というものです。 「憧れなのか、それともただ自国に居場所がなくて一番近い『他者』に寄っていった のか、はたまた彼ら…
「みすず」には不定期ながら楽しみにしている文章があります。 それは森まゆみさんと酒井啓子さんのものとなりますが、このお二人の文章をみま すと、つくづくこの国は前へとしか進むことができない国であるということを感じま す。「この道しかない」であり…
数日前に「みすず」7月号が届きました。 原武史さんの連載「日記」が終わって、そのあとはどうなるのだろうかと思ってい ましたら、斎藤貴男さんの「失われたもの」という連載がスタートしました。 過去にあっていま姿を消しつつあるものについての文章です…
豊崎社長おすすめの「痕跡本の世界」を購入しました。痕跡本の世界: 古本に残された不思議な何か (ちくま文庫)作者: 古沢和宏出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2015/06/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る 古本の世界では、傍線がひかれて…
本日は久しぶりでお天気がよろしとなりました。このお天気を逃す手はなしで、 最近人気の庭園へと足を運びました。英国人の庭園デザイナーが作られたとのことで、 写真で切り取ると、よその国のようであります。 この庭園では、この時期「バラ祭り」というイ…
カタカナでバラと表記しますと、現実の植物のことをいうようであります。 これは、いま庭で咲いている花となります。 これが漢字で「薔薇」と表記した瞬間に、今咲いているバラではなく、この世の 植物とは思えなくなります。これはそう思わせない力が働くか…