2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
数日前からNHKは放送で、新年度が始まりましたといっています。なんの前置きも ないと、早くも月がかわったのかと思ってしまいますが、NHKの番組編成における 新年度スタートとでもいってもらわなくては、釈然としないことです。 新年度が、毎年月曜日からは…
このところ、普通の新刊文庫本を手にするのが難しくなっています。新聞などにのる 文庫本の広告をチェックしているのですが、これはと思うものがあまりないところに もってきて、たまにあっても、足を運ぶ書店には入荷しないということになります。 なんとも…
そういえば、先日にアマゾンからのメールがありまして、あなたにおすすめの 一冊ということで中公文庫にはいった辰野隆(たつの ゆたか これでゆたかと読ま せるのですか。)の新刊案内が届きました。たまには的を得たおすすめではないかと にんまりしたので…
柏原成光さんが資料としてあげているものの、最後の一冊は永江朗さんが記した 「筑摩書房 それからの四十年 1970ー2010」でありました。筑摩書房 それからの四十年 1970-2010 (筑摩選書)作者: 永江朗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/03/16メディア: …
筑摩書房についての本を話題にしているのですが、家にあるのかないのかわからな くなっていた臼井吉見さんの「蛙のうた」を注文していましたら、本日に届きました。 臼井さんの本にも、柏原さんの本にも登場し、和田芳恵さんによる正史「筑摩書房の 三十年」…
柏原成光さんが参考にしたものとしてあげているものに、次のものがあります。本とわたしと筑摩書房作者: 柏原成光出版社/メーカー: パロル舎発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (9件) を見る この本はでてまもな…
筑摩書房についての本ということで、柏原成光さんの著書巻末にある参考図書リスト を紹介していますが、筑摩書房についてというよりも、古田晁さんについての参考書で あるようです。私の見た昭和の思想と文学の五十年〈上〉作者: 小田切秀雄出版社/メーカー…
柏原成光さんの「友 臼井吉見と古田晁と」の巻末にあります資料の紹介となりま す。柏原さんが、この本を書くのに参考としたものとありますが、筑摩書房の創業の お二人に関する資料でありますので、すこし古い時代についてのものであるようです。 このよう…
他の出版社と比べたときに、筑摩書房についての書かれた本は多いように感じます。 まあ、これは当方が筑摩書房が好きだから、筑摩にかかわる本をせっせと集めている だけの話であるのかもしれません。 先日に入手した「友 臼井吉見と古田晁と」の巻末には、…
ひさしぶりにブックオフへといってきました。この街にはブックオフが二ヶ所あり まして、訪れたのは自宅より遠いほうにあるお店です。前回、ここを訪ねたのは二ヶ 月以上も前のことでした。 最近は、なにかと不調でありまして、ブックオフでも収穫なしで終わ…
「みすずの本棚」には、近刊のお知らせものっています。 5・6月の刊行予定からのなかに、ブルース・チャトウィンのものがありました。 昨年にチャトウィンの小説「黒ヶ丘の上で」を刊行したみすず書房でありまして、期待 するとことが大であります。黒ヶ丘…
現在、グローバルスタンダードといえば、USAを支配している論理が世界を席巻す るという感じを受けるのでありますが、大国USAには弱点が多々あることです。 USAのある種、理想主義的な占領政策によって国の骨格をつくられた日本のほうが、 世界には受け入れ…
先日に「みすず書房の本棚」というPR誌がおくられてきました。 「Publisher's Review」というタブロイド紙をみすずと白水社と東京大学出版会が、 シェアして各社が年4回スポンサーとなってPR利用しているもののようです。 今回の号は、みすずがスポンサーで…
「本の雑誌」4月号の秋葉直哉さんの文章を話題としています。 昨日に引用した部分にあった「こどもに本を読み聞かせる母親」というのは、岩阪 恵子さんのことであります。 秋葉さんの文章では、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をキーワードとして、岩阪さんの 詩…
「本の雑誌」4月号が配達となりました。昔ながらのまちの本屋さんが届けてくれまし た。ありがたきかなです。そういえば、この本屋さんは、これから高校の教科書販売で 一年で一番忙しい時を迎えることになります。 「本の雑誌」の特集は「夢の楽園『万歩書…
金時鐘さんの「朝鮮と日本に生きる」(岩波新書)は、岩波「図書」に連載したもの に、新たに50枚を追加して、それで290ページほどの新書となっています。 そのほとんどは、朝鮮(済州島)での生活についてで、特に重きがおかれているのは、 「四・三事件」…
金時鐘さんの「朝鮮と日本に生きる」を読み継いでいます。まだ半分とすこしという 状態でありますが、ここまでで読んだだけであっても、「一身にして二生を経る」を 強く感じることです。朝鮮と日本に生きる――済州島から猪飼野へ (岩波新書)作者: 金時鐘出版…
細見和之さんというと、先輩詩人の金時鐘さんについての本を書いています。ディアスポラを生きる詩人 金時鐘作者: 細見和之出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/12/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (7件) を見る いまだ…
本日のタイトルは、先日に入手しました細見和之さんの、以下の本のぱくりであり ます。理想の教室 ポップミュージックで社会科作者: 細見和之出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/06/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 11回この商…
本日の新聞折り込み広告には、最寄り駅の発着時刻表が入っていました。3月14日の JRダイヤ改正にあわせたものであります。 今回のダイヤ改正は北陸新幹線が富山・金沢に入るというのが目玉でありますが、 その影で、在来線が第三セクターに移行するなど、…
昨日に引用した丸谷才一さんの小説「思想と無思想の間」は、「文芸」昭和43年5月 号に掲載のもので、「年の残り」が芥川賞を受けて単行本となった時に、あわせて 収録されたものです。 当方が丸谷さんの小説を読んだのは河出新鋭作家叢書に収録の「笹まくら…
3月8日の朝日新聞読書欄で柄谷行人さんが川村湊さんの「紙の砦」を取り上げてい ました。紙の砦―自衛隊文学論作者: 川村湊出版社/メーカー: インパクト出版会発売日: 2015/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 最近の本であるのに、リン…
その昔は、新聞の読書欄といえばそのまま保存にまわしていたものです。いまでも 家の中には、古新聞となった「読書欄」が捨てられずに、かといって整理もされずに 保存されています。かっては、気になる書評については切り抜いてスクラップしてい たのですが…
本日の朝日新聞読書欄「思い出す本 忘れない本」に田中小実昌さんの本が登場で す。これを取り上げているのは、タワーレコード社長 嶺脇育夫さんであります。 嶺脇さんという方はどういう人かというと、本日の新聞では「熱心なアイドルファン で知られ」とあ…
昨日にショックな話として、美術出版社の倒産を話題としましたが、それより前に ショックな話と思いましたのは、3月4日付け朝日新聞にありました「文系学部で何を 教える」というページであります。 著名な経営コンサルタントである冨山和彦さんが、「実社会…
日本では、毎日のように会社が倒産しているわけで、そのほとんどは話題になること もなく、姿を消していくのでありました。今朝の新聞には出版社の老舗 美術出版社が 民事再生法の適用を申請したとありました。負債総額は20億円といいますので、小型 倒産で…
昨日に購入した鬼海弘雄さんの新刊についてです。誰をも少し好きになる日 眼めくり忘備録作者: 鬼海弘雄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/02/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見るこの本の帯には、「静かにつむいだ言葉が、モノクロー…
先日の新聞広告に気になる本がでていまして、これはどこかで手にする事ができる かなと思っていました。なにせ、最近のこの町の本屋さんの状況は最悪で、とうとう 岩波新書も新刊は、どこでも目にすることができなくなっています。 昨日に話題とした大阪文学…
「図書」3月号に掲載の細見和之さんの「大阪文学学校創設六十年」は、細見さんが 文学学校の校長となったことを期してのものとなります。 この時代は、カルチュアセンターのようなところで運営される講座には、そこそこ生徒 があつまるのかもしれませんが、…
月がかわって、出版社のPR誌が届いています。本日は「図書」と「波」が届きまし た。 ぱらぱらとなかをめくってみましたが、今月のヒットは「図書」の冒頭を飾る細見 和之さんの「大阪文学学校創設六十年」であります。 細見さんは大阪府立大学の先生であり…