2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ここ十日ばかりで購入した本についてであります。この十日で本屋に足を運んだのは わずかに二回ほどでして、これはいかにも少ないことです。結局のところ本屋で手にし て、なかをぱらぱらとみて、これなら読めそうと購入した新刊本は、次の一冊のみと なりま…
本日、仕事から帰宅しましたら、新潮社「波」、朝日新聞出版「一冊の本」、岩波 「図書」、それぞれの十月号が届いていました。これに数日前に届いた「ちくま」を あわせますと、残すは「みすず」だけとなります。 映画監督の青山真治さんが「波」と「ちくま…
昨日に引き続きであります。 本日手にしていた本の表紙には「諸民族の祖国(パトリ)をとりもどす」という 言葉が記されていました。この「祖国(パトリ)」というのが「パトリオット」の もともとであるようです。 このようなことが話題とする本の著者は「…
パトリオットという言葉は、拙ブログにはあまり似つかわしくないもののようであ りますが、本日、手にしていた本にこれが登場しました。 もちろん、地対空ミサイルやジープ、ましてフットボールチームの話ではありませ ん。 「モンゴルは、たった三百万人足…
「西游日録」はパリを発つ1964年10月29日(木)の日録で終わりとなります。 パリのホテルから空港までは「通商代表部に派遣されて来ている上野君」が送って くれることになったとあります。 パリで窪田啓作さんにあうのは最初からの予定でありますが、この上…
本日も石川淳さんの「西游日録」からです。 夷斎先生の旅行日記を、駆け足でのぞいています。ずっと、これの元版(限定千部) は高額本でありました。当方が購入したときは、すこしは安く買ったように思うので ありますが、それでも刊行時定価千三百円の四倍…
本日も石川淳さんの「西游日録」からです。 石川淳さん一行が、モスクワからベルリン、プラハを経て最終目的地であるパリに 着いたのは9月28日とあります。 ベルリンでは出迎えの人が見えないとありましたが、パリでは出迎えがありました。 「毎日支局からの…
本日も石川淳さんの「西游日録」からです。 50年前の本日、石川淳さんはなにを話題としているかであります。 「朝8時ホテルを発して、われわれ車にてドレスデンにむかふ。Y君同道。街道を行く に、入れちがへに市中にむかふ車がぽつぽつ見えて、どれにも黒…
本日も石川淳さんの「西游日録」からであります。 ちょうど50年前のことであります。1964年9月21日の「日録」からです。 「ベルリン着。時差に依って、時計の針を二時間おくらせる。ざっと正午ごろである。 さて、飛行機の内にも外に出むかへらしいひとはさ…
本日も石川淳の「西游日録」であります。いまから40年近くもまえに一度読んだきり で、その後限定千部の元版を、えいやっと購入したのですが、ひさしぶりにこの限定反 を手にして、ページを開いています。限定本でありまして、古本ではありましたが、 それな…
石川淳の「西游日録」というのは旅行記なのですが、「日録」とあることから、ほぼ 日記と考えてもよろしいでしょう。 これの昭和40(1965)に刊行された元版は、限定千部で一時期はかなりの値段がつい ていたものですが、最近はずいぶんと値が下がっているよ…
「本の雑誌」10月号にならって、なにか「日記」もので思いつくものはないかと思って いるのでした。昨日はふいに吉野秀雄全集に収録されている「日記」が頭に浮かびまし た。これを記しましたところ、親戚のお兄さんがそれを見てくれまして、連絡をくれ まし…
先日、留守にしているときに「本の雑誌」10月号が配達されていました。お代は あとでけっこうというのがありがたしですが、先月もそういえばお代を払っていない ということに気付き、本日はすこし離れた本屋さんに代金を届けてきました。 町の本屋さんは、酒…
「銀花」150号で取り上げられた室蘭の図書館長だった山下敏明さんの「本の話」であ ります。正・続と二冊からなりますが、正編の目次を目にしただけでも相当な人である ことがわかります。 大学の図書館職員といえば、大学の先生よりも学識のある人がいたり…
小学生に蔵書票作りを指導した当時の市立室蘭図書館館長 山下敏明は、地元の新聞 に読書コラムを連載していまして、それをまとめて「本の話」として刊行しています。本の話―室蘭民報掲載・1989(平成元年)第1回-1996(平成8年)第200回作者: 山下敏明出版社/メ…
小学校の子どもたちが蔵書票作成に取り組むようになったのは、小学校PTAの 文化委員のおかあさんたちが、子どもの読書離れを止めるためになにかできないか と、室蘭市の図書館長さんに来てもらって講演をしてもらったことがきっかけだ そうです。そういえ…
昨日に引き続きブックオフへと足を運び、雑誌「銀花」の残り4冊を購入しました。 当方はかなり昔には数年間、欠かさずに新刊で購入していたことがありますが、その うちは書店で立ち見だけとなり、おしまいの方には手に取ったかどうかの記憶もあや しくなっ…
本日は予定では、午前の早い時間に高速道路をつかって一時間ほど離れた街にいく ことになっていましたが、事情がかわって、これがなくなりました。 そんなわけで、午後からは久しぶりのブックオフであります。 土曜日のこの時間に、このブックオフへと来たの…
ここ数日は、日中は雨があがって夜から明け方にかけて激しい雨になるという日が 続いています。ふればどしゃぶりで、記録的短時間大雨といわれるものですから、 1時間の雨量が100ミリにもなるとのことです。降り始めとなった9日正午から12日の 明け方までの…
朝日新聞に限らずでありますが、報道の取材というのは常に自分は正しいというよう な自信に支えられて行われるように思います。 取材されるほうに落ち度でもあろうものなら、ほらみたかと鬼の首でもとったかのごと くに記事にされるのが普通であります。政治…
ほとんど不定期に掲載となるのではないかと思われる「豊崎社長の鮭児書店」であり ますが、先月の中過ぎに新聞にのっていたようです。出先でこの記事を眼にして、あと でこれは確保しましょうと思っていたのですが、いつもあるところにその新聞はなく て、冒…
松田哲夫さんの新刊を購入したのは、小沢信男さんを取り上げているからでありま した。 松田哲夫さんが、小沢信男さんを担当することになったのは、小沢さん五十歳をこえ た頃のことだそうです。小沢さん1927年生まれ、松田さん1947年生まれでありますか ら…
松田哲夫さんの小学館よりでた新刊です。縁もたけなわ: ぼくが編集者人生で出会った愉快な人たち作者: 松田哲夫出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/08/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る この本の帯には「天性の編集者に縁あった多士済…
このところ新刊本屋に足を運ぶことができないという生活に陥ってしまい、いやはや なんともであります。前回に本屋に足を運んだのは、旅行中のことで文庫を二冊購入で ありましたが、それ以来、書店で本を買うことはなしですので、ほとんどこの二週間ほ どは…
この一ヶ月ほどずいぶんといろいろなことがあったなと、土曜日の午後にNHKFMで 東京ジャズを聞きながら思っています。 身内に新しい命が誕生し、40年来近しくしていただいた仕事関係の先輩がお亡くな りになりました。身近では生まれるよりも亡くなるという…
中野書店「古本倶楽部」から購入しました私家版「暗殺百美人」であります。 確かに奥付にある発行所は、住所が練馬区石神井台となっていて、これが詩人の住所 でありましたか。 限定五百部のこの本が古書店にでたのは、これが献呈された方が亡くなったからに…
古本倶楽部の最新号に掲載されていたものを1日の深夜にメールで注文しましたら、 本日には商品が手元に届きました。これはずいぶんとはやいことです。ひょっとした ら、今回の目録では注文が少なかったことにより処理がはやかったなんてことでない とよろし…
最近はネットに頼りすぎでありまして、古本の目録で注文をすることがすくなくなっ ているようです。かっては古本を探そうと思いましたら、古書目録と書店巡りで本の 入手をはかるしかなかったようです。 それが劇的にかわったのは、もちろんインターネットの…
昨日の朝日新聞に「丸谷才一全集に幻の2作」という囲み記事がありました。 「作家丸谷才一の『全集』の最終12巻に、これまで単行本になっていなかった初期 の小説2作が収められることになった。読者の目に触れることがほとんどなかった 『幻の作品』だ。匿…
うかうかしているうちに、今年も9月となりました。 毎月の初めに届く出版社のPR誌も、「みすず」を除いて手元に到着したようであり ます。今月のもので一番眼を引いたのは、昨日まで話題とした新潮社「波」であります が、それ以外にも、いくつかありまし…