2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日に引き続きで「夜の読書」湯川豊さんからです。夜の読書 (ちくま文庫)作者: 湯川豊出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/07/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 湯川さんにとっての「夜の読書」であります。 「編集者として、仕事とし…
「考える人」文庫本特集でも話題になっていますが、文庫本は千円で超える価格の ものは、珍しくもなんともない時代となっています。新潮文庫ではあまりそういう 高いものはないようですが、プレミアム文庫といわれるものの価格は軒並み千円こえ でありましょ…
新潮文庫の新刊で、最後に購入したものはなんであろうかとノートを開いて確認で す。どうやら、このあたりであるようです。根津権現裏 (新潮文庫)作者: 藤澤清造出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/06/26メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 135回この商品…
私にとっての最近の新潮文庫といえば、よくもわるくもこれでありましょう。気まぐれ美術館 (新潮文庫)作者: 洲之内徹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (41件) を見る絵のなかの散歩 (新潮…
本日に物置でさがしものをしていましたら、「新潮文庫解説目録1978年」がでてきま した。78年といえば、いまから35年ほども昔のものとなります。今のものとどう違うか なと思いながら、なかをぱらぱらとのぞいてみました。 新潮文庫はちくま文庫とか中公文庫…
新潮文庫はえらい、小林信彦の「日本の喜劇人」「世界の喜劇人」を出し続けている と昨日に記してから、心配になって検索をしてみましたら、アマゾンで高値がついてい ましたので、これはすでに品切れとなっているのでありましょう。これが新潮文庫の 現実で…
当方にとっての新潮文庫であります。 できれば、元版が新潮からでていて、文庫についても新潮というのがいいのであり ますが、元は他社からでていて、新潮文庫にはいったことで、ロングセラーになった とか新しい読者がついたなんていうこともあったでしょう…
当方にとっての新潮文庫でありまして、ここには三島由紀夫とか太宰治ははいってき ません。それはないだろうといわれそうですが、あくまでも当方にとってであります。 そういえば、高校の頃に新潮文庫にはいっている英国小説を注文して入手したことが ありま…
ここ何日か新潮文庫のことを記しているのですが、いま作業をしているところの机の ところには50冊を超える本がならんでいるのですが、その背表紙に新潮文庫のものが 一冊も見当たりません。当方の新潮文庫ばなれは相当に進んでいるといえます。 これの原因…
新潮文庫のマイベストでありますが、いわゆるベストセラーははいってこないはずと 思っていましたら、カミュ「異邦人」は、新潮文庫のベスト10にはいっているとありま した。 いまほど新潮文庫のベストセラーで検索をかけてみましたら、「ほぼ日」のページに…
当方にとっての新潮文庫、オールタイムコレクションベスト選考の趣となってきまし た。最近はずいぶんとご無沙汰している新潮文庫でありますが、当方が高校生の頃に、 文庫といえば岩波、角川、新潮とあとは時代小説を集めた春陽文庫とか教養文庫、 青木文庫…
新潮社「考える人」が文庫を特集しているのは、新潮文庫百年にあわせてのものです から、ここは新潮文庫を話題にしなくてはいけないですね。 昨日に記しましたが、当方が一番最初に新潮文庫と出会ったのは「赤い鳥傑作集」で あるのは間違いのないところです…
久しぶりに「考える人」を購入しました。巻末にバックナンバーのリストがありまし て、それを見ますと、ここに掲載の過去3年分は、まったく購入していませんので、 ずいぶんと久しぶりの購入です。前号の特集は「海外児童文学ふたたび」であります ので、こ…
柏原兵三さんが引用するロートの小説「ラデツキー行進曲」の「軍楽を聞きながら 皇帝陛下のために死ぬことこそ最高の死であった。ラデツキー行進曲を聞きながら死ぬ のだったら死ぬことはどんなにたやすかっただろう。」というところは、柏原さんが いわゆる…
柏原兵三さんのエッセイからであります。作品集の第7巻は随筆が収録されています が、そこに「疎開派の『長い道』」というのがありまして、ここにヨーゼフ・ロートへ の言及があります。(発表は、「潮」昭和45年9月 ) すこし長いのでありますが、関係する…
当方の中では、ヨーゼフ・ロートという名前を聞くと、彼の作品を翻訳した柏原兵三 さんのことが浮かんでくるのでありました。 柏原さんの代表作「徳山道助の帰郷」が発表された前年に、ロートの「ラデツキー 行進曲」の翻訳作業を行っていて、「この前年度の…
朝日新聞夕刊でシリーズ連載している「サラエボ100年をたどって」の本日掲載分 の見出しには「私はヨーロッパ人だ」とあります。 サラエボは特に民族が複雑に入り組んでいまして、本日に「私はヨーロッパ人だ」 と発言している人は、歴史に翻弄されているこ…
ロートにいわせると「永遠の放浪者における故里=オーストリア帝国」ということに なります。ロートはハプスブルグ家の皇帝のことを崇拝していて、故里といっている わけではなくて、オーストリア帝国の他民族性・多様性を、故里といっているようです。 岩波…
「皇帝の胸像」の主人公である伯爵は、「国に規約のない官庁」というようなことを 仕事にしていたのですが、それは、次のようなことであります。 「ひたすら『民族自決』の声を制圧するのに情熱をそそいでいた。おりしもそのころ 君主国一円に『民族自決』の…
ヨゼフ・ロートの小説に戻ります。聖なる酔っぱらいの伝説 他四篇 (岩波文庫)作者: ヨーゼフ・ロート,池内紀出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/04/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る これの翻訳をした池内紀さんの解説によると「『ラ…
ちょうどこの時期の朝日新聞夕刊は、「サラエボ100年をたどって」という連載を しています。本日の書き出しは、次のようになります。 「1914年6月、皇太子をサラエボで暗殺されたオーストリアは、セルビア王国が糸を 引いたと判断した。1カ月後、セルビア…
1914年夏、第一次世界大戦が始まったということで、開戦から百年を話題にしよう と思ったようでありますが、いつの間にかヨゼフ・ロート「ラデツキー行進曲」が 岩波文庫にはいったことに話題が移ってしまいました。 「ラデツキー行進曲」といって思い起こす…
1914年夏といいながら、オーストリア=ハンガリー帝国の話題になっていきます。 これは、小説の「ラデツキー行進曲」が岩波文庫にはいるからでありますね。ラデツキー行進曲(上) (岩波文庫)作者: ヨーゼフ・ロート,平田達治出版社/メーカー: 岩波書店発売日:…
先日にラジオを聞いていましたら、ちょうどその100年前にサラエボでオーストリア の皇太子夫妻がセルビアの青年に暗殺されたといっていました。この事件が引き金と なって第一次世界大戦が勃発しました。事件は1914年6月28日のことです。 世界規模の戦争とい…
本日は七月七日で七夕であります。当方の住むあたりでは、旧暦で七夕を行うの ですが、七夕といえば七月のほうがふさわしいことです。本日の七夕は、残念なこと にお天気がよろしくないようで、なかでも沖縄、九州は大変なお天気のようです。 七夕といえば、…
またしばらく本屋へといくことができておりません。いきおいネットで本を購入する ことになるのでありました。本当でありましたら足をつかって本を探さなくてはいけな いのですが、あまりにも簡単に本が入手できることに、これでいいのかと思ったりしま す。…
花に雨は禁物であります。バラが次々と開花する、この時期にほしくないのが雨で ありますが、一方において作物には雨が必要なのですから、勝手なものです。 降るのでありましたら、まだつぼみのうちに降ってほしいものです。 とはいっても、バラの開花時期は…
この時期、咲いているバラであります。バラは四季咲きといって年に二回ほど花を つけてくれますので、お買い得な感じがします。 なかには一年一回というのもありまして、当方のところにあるものは、次のもので あります。 この花は、日本語に訳すと「ナポレ…
こちらはバラの季節です。七月に入って次々と花が開いています。 まずは庭にあるものです。 黄色のバラで「ユリイカ」というのだそうです。この花の名前の由来をみましたら、 アルキメデスが発した「ユリイカ」にちなんでつけられたとありますが、本の世界で…
もともと政治家に知的な誠実さを求めてはいけないのかもしれません。それでも子ど もの頃に見ていた大人の政治家たちは、いまよりも全うな人間であったように思います。 当方が自民党よりも民主党や他の党のほうが、すこしでもましであると思うのは、 親子代…