2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ネットで三月書房のページをみましたら、編集工房ノアの「海鳴り」26号が入荷し たとありました。( http://3gatsu.seesaa.net/article/395820948.html ) お金をだしても手に入れたいと思う「海鳴り」でありますが、もうまもなく送って いただき手にする…
池澤夏樹さんの「読書癖」の元になったのは北海道新聞に連載のものでありました。 この北海道新聞の連載の前に、全国紙に4年ほど書評をのせていたとあったのですが、 それはどの新聞であったのか、当方は知らずと記しました。 「LITERARY Switch」第2号に…
池澤さんは「ブッキッシュな世界」に住んでいる人のようでありますが、一カ所に 定住することのなく、あちこちで生活をしていますので、蔵書などはどうしているの でありましょう。定期的に処分しなくては、あのように移動することはできないで しょう。 あ…
昨日にだぶり本で入手した池澤夏樹さんの「読書癖 1」であります。 この本が刊行されたのは、1991年ですから今から23年も前のことになります。 この本に収録された文章が新聞に連載されたのは1988年で、池澤さんはその前年に 芥川賞を受けたばかりで、いわば…
本日はこちらもお天気となりました。 今月の初めに咲いた福寿草に続いてクロッカスの花が咲き、すいせんの花などが続い ています。気温もあがっていまして、芝生もだいぶん伸びてきましたので、今年初めて の芝刈りを実施しました。昨年の庭仕舞いのときに目…
ここ数日はガルシア・マルケスの追悼の意味で、その周辺をうろうろとしています。 ガイドは池澤夏樹さんでありますね。池澤さんは小説家でありますが、当方は池澤さん の小説には不案内でありまして、もっぱら読書指南役をつとめてもらっています。 最初に池…
各メディアは、ガルシア・マルケスが亡くなったら誰にコメントを求めるかという ことで考えたことでありましょう。 現在でありましたら、これまでの実績から池澤夏樹さんに依頼するというのが、 一番わかり良いことであります。 旅から戻って自宅で朝日新聞…
旅先で読んだ新聞といえば、ガルシア・マルケスの訃報記事であります。 当方はラジオのニュースで亡くなったことを知ったのですが、たまたま見る事が 出来たのは、朝日新聞でありました。死亡記事は18日夕刊でしたが、そのフォローの 記事が翌19日朝刊にあり…
あと一冊は、次のものでありました。A.O.バルナブース全集(下) (岩波文庫)作者: ヴァレリー・ラルボー,岩崎力出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/04/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 先月の上巻に引き続きで、今月には下巻で、これで…
旅にでていても本屋めぐりといいたいところですが、自由になる時間がないので、 ほとんど本屋には足を踏み入れることができませんでした。今回の旅には目的があ るのですから、思うようにはならないか。 夜はそこそこ遅くまで開いている本屋があるようですが…
この旅行期間中の関西は、お天気はまずまずでありましたが、思いのほか風が冷たく て、北国からの旅行者を震え上がらせました。なんともはや北国の人間としては、情け ない話でありますが、こちらは寒いところに住んでいるといっても、室内にいれば、 ストー…
本日は長谷川四郎さんの祥月命日であります。亡くなったのは昭和62(1987)年で ありました。 朱雀さんも、長谷川四郎さんの命日に呼応してくださいました。 いつもありがとうございますと、親戚縁者になりかわりまして、図々しくも御礼です。 http://suzaku…
旅先で朝のラジオニュースを聞いていましたらガルシアマルケスが亡くなったと伝えて いました。海外の小説家の訃報をつたえるものとしては破格の詳しさでありました。 マルケスの人気と重要さを考えると当然のような気もするのですが、この訃報記事を 作った…
仕事を終えてから家族の顔をみるために旅にでました。 今回の旅に持参したのは、数日後の「山猫忌」にあわせて長谷川四郎さんのもの でした。長谷川四郎 (ちくま日本文学全集)作者: 長谷川四郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1992/12メディア: 文庫 クリ…
写真を専門とする編集者であります。ちょうど日本の高度成長の時期と重なり、 コマーシャル写真の分野で活動する若手の写真家の作品に、思い切ったページ数を さいて、一時代を築いたというのが、「カメラ毎日」の山岸章二さんでありました。 「彼は、写真家…
山岸章二さんは、写真雑誌業界では天皇とよばれたとのことです。 雑誌「話の特集」1972年8月号に写真家浅井慎平さんが「公開書簡・拝啓 山岸章二 殿」という文章を寄稿しています。(この文章は、西井一夫さんの「写真編集者」に 収録されていて、当方はこ…
西井さんによりますと、山岸章二さんは1950年代後半には「カメラ毎日」の編集部に 在籍していたとのことです。 先日に「山岸章二という人の凄さを認識したひとつのエピソード」というのは、今は ニューヨークで活躍している小原健という写真家の「真っ黒で、…
先日に新聞社の出版部といえば、川本三郎さんの「マイバック・ページ」を思いだす と記しましたが、タイミングよろしで「マイバック・ページ」がでてきました。 「1969年4月、私は『週刊朝日』の記者になった。大学を卒業し、一年間、就職浪人を して記者に…
西井さんにいわせると山岸さんが目指したのは既成の「写壇」の解体であったとあり ます。当時の写真世界(これを文壇にならって「写壇」といっているわけです。)の 見取図は、次のようになります。 「土門拳が提唱したリアリズム写真という一つの集団的なヒ…
西井さんは、写真編集者を育てる「写真エディタースクール」が必要といっています。 もちろん、これはいまも実現してはいないはずであります。 西井さんは、毎日新聞社にはいって雑誌編集部に配属となり、山岸さんの近くにいたこ とから、山岸さんに目をかけ…
昨日に引用させていただきましたが、「1970年前後から、カメラ毎日は、積極的 に若手の作品を掲載し始めた。1968年6月号は「現代の写真」特集で、若い写真家 たちに共通する日常へのまなざしを「コンポラ写真」として提示し、70年代の写真 表現を…
山岸章二さんのことを検索していて、参考となったページがあったので、ここ にリンクをはろうと思っていましたら、検索ではあがってくるのですが、リンクが うまくはれずとなりました。もとのページはなくなっていて、検索にはヒットする ということになって…
先日に鬼海弘雄さんの「世間のひと」のあとがきを読んでいましたら、次のくだりが 気になりました。 「編集者は、亡くなった今も伝説になっている、山岸章二さん」 山岸章二さんで検索をかけてみましたら、この方は、今はなき「カメラ毎日」の編 集長であっ…
先月に高校野球を見ていましたら、校歌が紹介されるのですが、愛知の豊川高校の ものを作詞したのは丸山薫さんとありました。 丸山さんは豊橋市にお住まいで、豊川市というのはご近所でありますので、地縁に よって校歌を依頼されたものでしょう。 そんなこ…
四月には、気になる集まりがいくつかあります。 一つは、昨日に終わったであろう「げんげ忌」(詩人 菅原克己さんの追悼会)で あり、もう一つは川崎彰彦さんを偲ぶあつまり「夜がらす忌」であります。 ( http://ameblo.jp/dolpfin0218/entry-11802100241.h…
この月かわりは、十数年振りでの消費税率の改正というのがあって、いつもと違った 年度がわりとなりました。先月の末、5%税率のうちにすこし値段の高い新刊を購入 しましょうと、ちょっと遠くにある本屋を訪ねたのですが、せっかく軍資金として1万 円の図…
鬼海さんは、福田定良さんのことを我がグルと記しています。 鬼海さんが写真家としてデビューするきっかけをつくったのは、福田定良さんで あったとあります。 写真家になろうと決めて、当時のプロの写真家をまねて撮影をしていたのですが、 「ある時、突然…
それにしても「身にあまる不仕合わせ」であります。普通でありましたら、身に余る といえば、光栄とかお言葉というのが下につくのでありまして、ここに不仕合わせが くるというのは、破格であります。 「私の独断かもしれないが、今日、先生のように無理をし…
福田定良さんの林達夫さんについての文章からです。 文章の前半が、林達夫さんの西洋的なものの考え方と哲学を話題にしているとすれ ば、後半は「仕事の場をアマチュア精神で行くという一つの生き方」が話題となりま す。 「林式(喜劇的)処世術は、いいか…
鬼海さんの先生である福田定良さんが林達夫著作集研究ノートに寄せた文章を話題 にしています。 昨日には「率直に書くのが、福田さんの流儀」と記したのですが、率直なことと わかり良いこととは別でありまして、どこにも難しい言葉は使われてはいないことも…