2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

あれもこれも 8

大橋鎮子さんの「性格の土台」は、北海道の自然のなかでの暮らしで作られたと あります。それは「無鉄砲さというか怖いもの知らずが、決心したら何としてでも 実行する」ということになるのだそうです。 北海道から東京へと戻った大橋さんが女学校をでてから…

あれもこれも 7

大橋鎮子さんの「『暮らしの手帖』とわたし」を手にしているのですが、大正時代 の北海道での暮らしのところでとまっています。 大橋さんは、大正9年(1920)3月10日生まれとあります。これは当方の亡父と同年で ありまして、この1月26日に亡くなった安岡章…

あれもこれも 6

大橋鎮子さんのお父上が勤務していた会社は日本製麻(株)というところでしたの で、この会社は現存していると記しましたが、現存の日本製麻(株)は昭和22年に 現在の名称を使うようになったとありますので、この会社は、大橋さんのお父上の 会社とは同名か…

あれもこれも 5

大橋鎮子さんのお父さんが製麻工場長であったということで、北海道と製麻の関わり を検索してみました。 北海道に残っている製麻工場の記録は、帝国繊維というところのものが多いようです が、この会社はいまも残っていて、札幌の駅裏に「テイセン」という名…

あれもこれも 4 

大橋鎮子さんのお父上は北海道大学を卒業し、お母上は小樽生まれで、地元の女学校 を卒業してから結婚したのだそうです。そのときに、お父上は北海道にゆかりのある 日本製麻株式会社に勤務されていたとのことです。 日本製麻(株)という会社は、いまも実在…

あれもこれも 3

今年は「暮らしの手帖」の花森安治さんの生誕百年だそうです。時代が時代でありま すからして、花森さんの著作に注目が集まるのでしょう。 「暮らしの手帖」といいますと、会社立ち上げの時から花森さんの右腕となって行動を 共にしたのが大橋鎮子さんでした…

あれもこれも 2

最近の雑誌は広告をどれだけ集めるかを競っているようにも思えますが、商品の広告 を掲載しないことをポリシーとしていた雑誌となると、ほとんどなかったようにも思え ます。最近でいうと「週刊金曜日」は商品広告を掲載しないということを売りにしてい まし…

あれもこれも

あれもこれもというのは、当方がその昔に購入した比較的高価なものについてのこと であります。いまはネットで商品の検索をして、それについての評判等を確認してから 購入をしたりしているのですが、いまから40年近く前に、そのような仕組みはあるわけ もな…

二度目の正月

昨日から二度目の正月気分であります。お正月に帰省することができなかった家族が ここで休みをとって戻ってきたものです。本日は朝からお雑煮をいただき、お年玉を わたしたりもしました。旧正月にはまだ日がありますが、家族が揃いましたら、お正月 気分に…

本日は大寒 3

どういうわけか大寒を過ぎてから、寒さがゆるんでいます。例年になく早くに寒気が 襲ってきたといっていたのですが、ここ数日はずいぶんと過ごしやすくなっています。 長谷川四郎さんの「シベリア物語」には、シベリアに抑留されたことについての 恨みがまし…

本日は大寒 2

大寒は昨日で、本日は違うのでありますが話のいきがかりで、「本日は大寒」と いたしました。 昨日は、この時期に読んで身体のあったかくなる本はなんだろうかと思っており ましたが、思っているうちに時間切れとなってしまい、具体的な話にはなりません で…

本日は大寒

本日は大寒でありますので、暦の上では一年で一番寒い日となります。 今年は例年になく寒くなるのが早くて、1月にはいってからはずっと寒い日が続いて います。地球温暖化といわれて、暖冬がいわれることが多かったのに、今年の冬はまっ たくどうしたことで…

年の初めの 13

年の初めのといえば、本日は昔からの仲間との新年会でありました。 普段ほとんどお酒を飲む習慣がない、当方ではありますが、年の初めくらいはめでたく 酒を飲まなくてはです。いくらも飲まないのに、すっかり酔ってしまいました。 ということで、本日は酔っ…

年の初めの 12

四方田犬彦さんは、ほかにどのような本をあげているか気になることでありましょう。 これがまたまた渋いことでありまして、次の解説でありました。 解説 尹学順 高井有一著「立原正秋」 新潮文庫 四方田犬彦さんが「立原正秋」さんについての高井有一さんの…

年の初めの 11

なにが「年の初めの」なのかであります。もちろん、これは「年の初めの購書」 または「年の初めのブックオフ」のつもりでありました。 「永遠の文庫<解説>傑作選」から、中井英夫さんの遺跡さがしであります。 本日に目についたのは、中井英夫さんが書いた…

年の初めの 10

「アイちゃん」ほどかどうかはわかりませんが、斎藤愼爾さんも中井英夫さんの圧倒的 な影響下にあったはずです。この「永遠の文庫<解説>傑作選」から中井英夫さんの面影 を探るというのは、遺跡の発掘のようなものかもしれません。 「虚無への供物」とか「…

年の初めの 9

斎藤愼爾さんの「永遠の文庫<解説>傑作選」に収録されている中井英夫さんの 「黒鳥譚・青髯公の城」(講談社文庫)の解説を書いている相澤啓三さんのことが気に なっています。中井英夫さんが亡くなった時のことは、記憶しているのでありますが、 相澤さん…

年の初めの 8

中井英夫さんの「虚無への供物」になると話がとまってしまいます。当方にとっての 十代の一冊でありますからね。1969年のことですから、高校を卒業して予備校に通って いるときでありました。69年というのは、夏の高校野球で三沢高校が決勝再試合で敗れ た年…

年の初めの 7

斎藤愼爾さんが選ぶ文庫本の解説ですが、中井英夫さんの文庫本からのもう一冊は、 次のものでありました。 [rakuten:takahara:10180324:detail] いつもはアマゾンでリンクができるのでありますが、これはアマゾンでは文庫全集 の一冊しかあがってきません。…

年の初めの 6

永遠の文庫<解説>傑作選に取り上げられている本でありますが、以前はずいぶんと 普通の文庫本が充実していたことです。最近は、その昔よりもずっと多くの文庫本が 出版されているのですが、このように内容と解説が充実している文庫本というのは、 どのくら…

年の初めの 5

年の初めの新刊本屋での購入本は、岩波の三冊でありましたが、新刊本屋ではあります が、いずれも10年ほど前の新刊でありました。 本日の仕事帰りには、今年はじめての「ブックオフ」でありました。お目当ての本が ないわけではないのですが、まあそういう本…

年の初めの 4

先日に購入した「本ができるまで」(岩波ジュニア新書)を見て、印刷博物館という のがあることを初めて知りました。これまでもどこかで見たことがあったのかもしれま せんが、記憶に残っていませんでした。 この本の第一部は「印刷博物感を訪ねて」と副題が…

年の初めの 3

岩波ジュニア新書「本ができるまで」を手にしていますが、第一部は「本と印刷の 歴史をたどる」(印刷博物館を訪ねて)となっています。これの最後におかれているの は、「消えてゆく活字」となります。小学校高学年から中学生むけにかかれているもの であり…

年の初めの 2

年の初めの一冊として、岩波現代文庫の「読者が選ぶこの一冊」で一番となった ファインマンさんの本を購入したのですが、昨日にこの本へのリンクをはりましたとこ ろ、この本の購入数とかクリック数、言及されているブログ数が、これまで当方がリンク をはっ…

年の初めの

年の初めの一冊目となる本は、行きつけの本屋で購入したいものであります。 最近は、苦戦を強いられている本屋でありまして、めぼしい新刊が入荷しない ようになっているやに思われます。そのむかしは、この本屋で用が足りたので ありますが、最近はあれも入…

月の初めに 5

歴史の古いシリーズほど人気のあるものは固定化すると記しましたが、岩波少年文庫 もそうでありますね。それでも以前でありましたら、たぶん一番にあげられたのは、 「星の王子さま」であったでしょうが、それがかわったというのが、目新しいところで しょう…

月の初めに 4

岩波現代文庫の十冊は、当方が手にしたことのない本があがっていて、驚きました。 特には、吉村昭さんの「白い道」という本ですが、これはまったく知りませんでした。 いったいどういうものなのかと検索をかけてみました。当方の行きつけの本屋は、数年前 ま…

月の初めに 3

本日も昨日に引き続きで、岩波「図書」掲載の「読者が選ぶこの一冊」からであり ます。これにどのようなものがあがっているかは、岩波書店のホームページを見ると でているものと思っていましたら、まだ掲載されていないようです。 すこし遠慮しいしい紹介す…

月の初めに 2

岩波書店「図書」2013年1月号の巻末には、「読者が選ぶこの一冊」結果発表が掲載 されていました。これへの応募総数は3471通とのことです。 岩波文庫、岩波現代文庫、岩波新書、岩波ジュニア新書、岩波少年文庫をあわせて五つ のシリーズから、それぞれで「…

月の初めに

本日は、年賀状と一緒に岩波「図書」と新潮「波」が届きました。 1月2日は新聞はお休みとなるのですが、いつからか年賀状は配達されるようになり ました。2日くらい郵便の配達を休んでもよろしいだろうと思うのですが、そうする とますます郵便事業はじりひ…