2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
角館の人 平福百穂画伯について話題としています。日本画家として、アララギ派の 歌人として、それに秋田蘭画の紹介者としての一面をももっているのですが、今回は 岩波文庫にはいりました「日本洋画の曙光」の今橋理子さんによる解説に案内されてい ます。 …
昨日は「アララギ 平福百穂追悼号」昭和9年刊の表紙写真を掲げましたが、これは 復刻されたものでオリジナルではありません。いつころ復刻されたのかわかっていませ んが、元版よりもずっときれいで読みやすくなっています。「アララギ」という横書き の誌名…
角館の人 平福百穂画伯について岩波文庫「日本洋画の曙光」の今橋理子さんの解説 によって学んでいます。 昨日は、「アララギ 平福百穂追悼号」が亡父の書架にあったとのことを記しました が、これの書影をかかげてみることにいたしましょう。(本日は、あれ…
秋田県は角館(いまは仙北市というのだそうですが、これはなじむことができない ことです。)で生まれた平福百穂さんを話題にしています。 先日にTVで見た「新日本風土記」がきっかけでありますが、もともとは岩波文庫に はいった平福画伯の本を入手したから…
当方が角館にいったのは、古い手帖を見てみましたら1994年10月のことでありました。 その時に、この角館がアララギ系の歌人 平福百穂さんにゆかりの町であるとは知らな かったと思います。町を散策していて、記念館を見つけて、この平福百穂さんがここで 生…
本日にTVを見ていましたら、NHK「新日本風土記」で角館をとりあげていました。 角館というと武家屋敷群で有名でありますが、当方は今から十五年ほど前に仕事で この町を訪ねたことがありました。数日間、この町に滞在して研修会に参加したので ありますが、…
話が、今年の「みすず読書アンケート」に戻します。昨日の最後に記しましたが、 今年のアンケートで取り上げられているもののなかで、一番ほしいなと思うのは高山宏 さんの「新文人感覚」の二冊であります。高価なものでありますからして、なかなか購入 への…
「みすず読書アンケート」としていますが、ほとんどそれとは関係のない話であります。 昨日は定年退職のときに記念として本をプレゼントしていただいたと記しましたが、 別の後輩グループからは、「図書券」をプレゼントしてもらいました。これは好きな本 を…
「みすず読書アンケート」といいながら、話題はどんどんと離れていきそうです。 それにしても、昨日に当方のあげた5冊は、あまりにもべた過ぎて面白くもなんとも なしであります。 どうせ半分お遊びなのでありますからして、もうちょっと違った視点からの本…
「みすず読書アンケート」の質問は、「2011年中にお読みになった書物のうち、とくに 興味を感じられたものを、五点以内で挙げていただけますよう、お願いいたします。」 というもののようです。 あとがきのところには、「新刊旧刊を問わず昨年出合った印象的…
「みすず読書アンケート」を見て、やっぱりこれを買わなくてはいけないと思ったの は、次のものであります。これまで当方が購入していないほうが不思議ともいえる ものでありますが。 この本のことをあげているのは、大竹昭子さんでした。 「編集グループ<…
昨日に引用した鈴木博之さんがあげているものには、やはり東日本大震災に触発され てのものが含まれています。といっても、そのものずばりの「フクシマ論」とか「原発 のうそ」といったものではありません。 鈴木博之さんのあげている本へのコメントです。 …
「みすず読書アンケート」を見て、目に付いたところなどを紹介しています。かって は自分も購入したり、読んだものが何冊かあったりしたのですが、最近は淋しいくらい に少なくなっています。 そんななかで、次のようなものを見ますと、「淋しいのは自分だけ…
これまでまったく頭に残っていなかったのでありますが、「マルエン全集」について ふれていた細見和之さんは、岩波「図書」に発表の「大阪文学学校」の文章とあわせ、 名前がすり込まれました。これまでもアンケートに回答しているのかなと思って見て みまし…
山田稔さんがあげているのは、古本愛好家たちのブログで話題となる本が中心であり ました。まるで古本ブログの仲間のような親近感を抱くことであります。 山田稔さんと小沢信男さんは、ともに「バイキング」同人であったこともあり、富士 正晴さんを介して互…
例年2月は「みすず読書アンケート」でお茶を濁しています。ことしも直接に版元に 注文をいたしまして、早々に手にすることができました。 今年のアンケート特集では、3月11日の大震災とその後の原発メルトダウンに関す るものが多くて、それだけこれのシ…
本日の新聞からと記しましたが、本日は宅配新聞となる朝刊はお休みでありました ので、話題は夕刊からであります。 本日の朝日新聞夕刊に作家の東峰夫さんが登場していました。これには驚きです。 前回に話題になったのは、いつのことであったでしょうか。拙…
ひょんなことからハンガリー文学者の徳永康元さんの著書を手にしていますが、当方 の関心は、もちろん古書蒐集家としての徳永さんにありです。徳永さんの「ブダペスト」 三部作は架蔵してしていて、これまで拙ブログで話題としていないのが不思議なくらい で…
直良信夫さんの本から、徳永康元さんの「ブダペスト回想」に話題がつながるとは です。羅針盤ももたずに本の森に入りこむと思わぬところに道が開けるものであります。 これだから、ゆきあたりばったりの読書は楽しいことです。 徳永康元さんのブダペスト三部…
昨日に続いて「学問への情熱」から直良信夫さんが、どのようにして学究の徒になれ たかのところを見てみます。 「私は徳永先生の徒弟のような存在であった。そしてみずからも徒弟奉公しているのだ 徒弟となったからには、その人の身の回りの世話をするのも仕…
昨日に引き続き直良信夫さんの「学問への情熱」から話題をいただきです。 ほとんど独学に近い直良さんが大学で講座を担当するだけでも、画期的なことのよう に思えます。この本には、「アカデミズムに排除されつづけながら、それに対して吼え かみつきぬいて…
行きつけの本屋に岩波文庫の新刊が入荷しなくなって、しばらくたつのですが、かって は岩波新書、岩波少年文庫、同時代ライブラリーなどが入荷して、なかなかよろしで ありました。目の保養となって楽しいのですが、なかなか売れずに、背表紙が変色して 棚に…
昨日に「読書名人伝」に取り上げられている人の名前を記していて、これは山口昌男 さんの「内田魯庵山脈」につながる「失われた日本人発掘」と小沢書店 長谷川郁夫さん の「ポエティカ」特集、そして坪内祐三さんの路線などがミックスしたリストであるなと …
「百歳までの読書術」とは名ばかりで、雑誌「ノーサイド」の「読書名人伝」から話題 をいただきです。この特集なんか、ちょっと手直しすれば、文庫本にできると思うの ですが、文春が押さえている限りはだめでしょうね。 この特集で読書名人となっている六十…
「散歩と釣りと雑本が読書名人への王道だ」とあるのは、雑誌「ノーサイド」の「読書 名人伝」特集の巻頭対談のタイトルとしてです。 対談をしているのは山口昌男さんと池内紀さんで、司会は小さな字で坪内祐三とありま す。 「しかつめらしい学者先生も、オ…
文藝春秋社から出ていた「ノーサイド」という雑誌は、いつ頃まででていたのであり ましょう。そう思って検索をかけましたら、「ノーサイド」何号かのの特集タイトルを 掲載しているページがありました。これによると91年から96年にかけて刊行されて いたもの…
昨日の「アメ・トーク」という番組をみていましたら、昨日のテーマは「読書芸人」 というものでした。最近は読書していることを売りにしている「芸人」さんもいる のかです。読書に関する文庫本をだしている芸人さん(ピースの又吉さん)が、 古書店で、上林…
昨日に河出書房刊 「人生読本 読書術」に収録から、一番それらしくないジャンル の文章を引用してみましたが、このところで吉田秀和さんの文章もくくられているので ありました。 これは、吉田秀和さんの子ども時代の読書体験でありますが、吉田さんの読書に…
昨日に引用をしましたが、人生読本「読書術」巻末にあります参考文献の区分をみま すと、これは「読書術大全」ともいうべきものを目指していて、そのうちのさわりの ところだけをまとめてみましたという具合にも思えます。 特に普通の「読書術」の本ではなか…